高校生ドラフト期待度ランキング30位-21位 「佐々木朗希型フォーム」の剛腕、高校生No.1捕手、父が元プロの内野手らを選出!【2024夏直前版】
25位~21位 夏次第では上位指名の可能性を持った剛腕たち
25位 吉岡 暖投手(阿南光) 182センチ85キロ 右投げ右打ち 直球の威力:C 投球フォーム:A 制球力:B 変化球:A 将来性:A ドラフト:ドラフト中位クラス チームをセンバツベスト8に導いた投球術の上手さは世代屈指。大阪桐蔭との招待試合でも完投勝利を挙げ、評価を高めている。特にフォークの精度の高さは際立っており、大きな武器となっている。課題だった直球も140キロ後半を計測するようになっており、あとは夏に実力を示し、順調に勝ち進めれば、ドラフト上位指名も十分あり得るだろう。 24位 川勝 空人投手(生光学園) 180センチ84キロ 右投げ右打ち 直球の威力:A 投球フォーム:C 制球力:B 変化球:B 将来性:A ドラフト:中位指名クラス 昨年から150キロ超えの速球、140キロ近いフォークで圧倒してきた剛速球右腕。本当はもっと上位にいるべき投手なのだが、春先の故障で、復帰が6月中旬になってしまった。スカウトも最終学年で怪我があった投手を、リスクを負ってまで上位指名するのは避けたいところ。夏に剛速球、切れ味鋭い変化球を投げ込んでねじ伏せる投球ができれば、上位指名はもちろんあるだろう。ただ、慎重な育成プランを練るべき投手であることは間違いない。 23位 斎藤 大翔内野手(金沢) 181センチ76キロ 右投げ右打ち 長打力:B 巧打力:B 守備力:A 走力:A 将来性:A ドラフト:中位指名クラス この春、評価急上昇した大型遊撃手。守備では軽快なフットワークで次々と打球を捌き、打撃では力強いスイングで長打を連発。この夏も要注目だ。攻守ともに技術は高く、全12球団のスカウトが注目する存在へ成長した。夏も長打、快足、好守備を披露し、スケールの大きい大型遊撃手として評価を高めていきたい。 22位 山口 廉王投手(仙台育英) 193センチ95キロ 右投げ右打ち 直球の威力:A 投球フォーム:B 制球力:C 変化球:B 将来性:A ドラフト:中位指名クラス 1年から未完の大器として期待され、須江航監督からも高評価されていた逸材。この春から実力を開花させつつある。佐々木朗希投手(ロッテ)のような足上げから豪快に振り下ろす投球フォームで、150キロを超える速球で圧倒する剛腕へ成長。打者としての飛距離も凄まじいものがある。この春は素材の凄みを十分に見せつけることができた。プレッシャーがかかる夏の試合で勝利に導くことができるか。 21位 箱山 遥人捕手(健大高崎) 右投げ右打ち 176センチ83キロ 長打力:B 巧打力:B 守備力:A 走力:C 将来性:A ドラフト:中位指名クラス 世代屈指の捕手として、センバツ優勝に大きく貢献した。長打力、スローイング、キャッチング能力ともに高水準だ。捕手は基礎能力に加え、投手や野手陣をまとめる統率力が大事になる。その点、箱山は合格点を与えられる選手で、ぜひプロ球団でも中核になってほしい人間力の高さがある。また1年生から修羅場をくぐり抜け場数を踏んでいるのもプラス評価だ。木製バットを使った春季大会では思うような結果を残せなかった。とはいえ、高卒プロ入りを見据えて挑戦したその心意気は評価できる。9年ぶりの夏の甲子園出場を目指し、攻守で大暴れを誓う。