小池百合子都知事（24年6月撮影）

　6月20日告示の東京都知事選（7月7日投開票）に3選を目指して出馬表明した小池百合子知事（71）は14日、自身のX（旧ツイッター）を更新し、前日13日から始めた「AIゆりこ」による都政の取り組み紹介の第2弾を投稿した上で「AIゆりこは東京都の事業ではなく、税金は使用していません」と主張した。 【写真】ニュースを読むAIゆりこ 　前日の6月13日に約1年半ぶりにXを更新した小池氏は、ニュースキャスター時代の自身をほうふつとさせる「AIゆりこ」が、2期8年の小池氏の政策について紹介するショート動画の投稿を始めた。この日は「今回のテーマは、都政の『爆速デジタル化』です」とした上で、都で進めているデジタル化やDXの内容に言及。「これからも人に優しいデジタル化を進めます」と訴えた。 　その上で「※現職知事として公務に邁進している小池ゆりこ本人に代わって、AIゆりこが、これまでの都政の取り組みをお伝えしています。なお、AIゆりこは東京都の事業ではなく、税金は使用していません」ともポストした。 　イメージ戦略にたけた小池氏らしい「AIゆりこ」によるアピール作戦だが、SNS上では賛否両論の声があり、「税金をかける意味ある？」などの批判も出ていた。こうした声に対する説明とみられる。 　東京都知事選にはこのほか、蓮舫参院議員（56）、広島県安芸高田市長を退任した石丸伸二氏（41）、元航空幕僚長の田母神俊雄氏（75）ら40人以上が立候補を表明している。候補者数は過去最多になるとみられている。