関東 3連休は梅雨空 急な強い雨に注意 蒸し暑さが続く 熱中症対策を
熱中症の応急処置 ポイントは
万が一、頭痛やめまい、立ちくらみ、筋肉痛や手足のけいれんなど、熱中症かなと思う症状がみられたら、まず、声をかけて、意識があることを確認します。意識がない場合は、すぐに救急車を呼んで、医療機関を受診してください。意識がある場合は、次のような応急処置が必要です。 まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰に移動して、安静にしてください。 次に、衣服を緩めて体から熱を逃がし、体を冷やしましょう。冷やした水のペットボトル、氷枕や保冷剤などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やしたり、手のひらを冷やしたりすると、効果的に体温を下げることができます。保冷剤などがない場合は、皮膚に水をかけたり、うちわや扇風機で風をあてたりして、できるだけ早く体温を下げることが大切です。 そして、水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに医療機関を受診してください。
日本気象協会 本社 久保 智子