運用停止の米海軍オスプレイ「運用上必要な飛行を14日に再開」 国から地元自治体に連絡なく
在日米海軍が、運用を一時停止していたCMV22オスプレイの飛行を限定的に再開させていたことが18日、分かりました。 在日米海軍司令部は山口放送の取材に対し「運用上の必要性がある飛行を14日より行っている」と明らかにしたうえで、米海軍のオスプレイ全体に対する運用停止措置が解除されたかどうかについては「在日米海軍が米本国に確認中」としています。 米軍岩国基地(山口)には11月、米原子力空母の交代に伴い、空母艦載機CMV22オスプレイが4機程度配備されました。 11月に米西部で発生したCV22オスプレイの予防着陸事案を受け、米海軍は12月9日以降、岩国基地配備機を含む全てのCMV22オスプレイの運用を一時的に停止。しかし14日には奄美空港(鹿児島)で約3週間駐機していたCMV22が離陸し、16日には岩国基地配備のCMV22が同基地を離陸したことが確認されていました。 岩国基地での飛行を確認した岩国市は16日午後、運用停止措置が既に解除されたのかなどを防衛省に照会しましたが、これまでに回答はないということです。 9日の運用停止の際も国からの連絡は13日になってからと遅れていて、市の担当者は「岩国基地に配備されたばかりの機種でもあり、迅速な情報提供を求めたい」としています。