『CONCORD』を開発したFirewalk Studiosを含むふたつのスタジオをSIEが閉鎖。「あらゆる選択肢を検討」したものの、閉鎖が“最善の道”と判断
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)はPS5/PC向けオンライン対戦FPS『CONCORD』(コンコード)を開発したアメリカのFirewalk Studiosと、モバイルゲームを開発中だったフィンランドのNeon Koiの閉鎖を発表した。 Firewalk Studiosは2024年8月24日に『CONCORD』を発売したものの、売上不振により約2週間でサービス中止を決定。 購入者には返金対応を行いつつ、「よりよくプレイヤーにリーチする方法」(基本プレイ無料化などを指すと思われる)などのさまざまなオプションを検討していくとのことだったが、今回の発表では「熟考の末、ゲームと共にスタジオを閉鎖することが最善の道であると判断」されたとのこと。 SIE自身は「『CONCORD』から学んだ教訓を生かし、将来的な成長に向けて引き続きライブサービス領域に取り組んでいきます」とした。 Neon Koiは未発表のモバイル向けアクションゲームを開発していたが、SIEの収益源拡大のための戦略的な判断として、Firewalk Studiosとともに閉鎖が決まったとのこと。 Firewalk Studiosは2023年、Neon Koiは2022年にSIEに買収されてPlayStation Studios入りしたスタジオだった。 なお、『CONCORD』はPrime Videoにて12月10日より配信予定の人気ゲームの世界を舞台にした全15話のオリジナル・アンソロジー・アニメーション作品『シークレット・レベル』(Secret Level)のエピソードのひとつとして映像化予定であることが発表されている。 この『シークレット・レベル』内での『CONCORD』の扱いに関する続報は、現時点ではまだない。