激痛…“スマホ首” 子どもは特に要注意「ストレートネック」 現代人の約8割が発症 医師に予防法を聞いた
■主な原因に長時間のスマホ
最悪の場合、「下半身麻痺」になる恐れもあるという「ストレートネック」。 主な原因はデスクワークやスマートフォンの操作。首を前に曲げた姿勢が長時間続くことで頸椎のカーブが失われてしまうのです。 長野赤十字病院・出口正男 整形外科部長: 「下を向いてスマートフォンをやっていますよね。首が前に倒れることが大きな原因の一つと考えている。使い方次第では、うまく調整していかないと首に影響が出てしまう」 ストレートネックと診断・小松智美さん: 「整骨院とかたまに行ってるが、忙しくて行けないときは常に湿布を貼っている状態」 冒頭で紹介した小松さんもSNSのチェックなどで長時間、スマホを使っていることが原因と指摘されました。 ストレートネックと診断・小松智美さん: 「(スマホの利用は)1日トータルで3時間から4時間くらい。つい見ちゃうけど、時間を決めて見たいと思います」
■長時間のデスクワーク
デスクワークが長時間に及ぶNBSのスタッフも…。 約5年前に診断・嶌田哲也報道部長: 「10年位前から右の首と肩が痛くて5~6年前、医者に行ったらレントゲンを撮られて、ストレートネックだと。先に妻がストレートネックと診断され、『姿勢が悪いからだ』とか言ってたら、俺もか…」
■小まめなストレッチを心がけ
3月診断・漆澤謙治デスク: 「肩こり、首の痛みがあって、耳の奥の方まで痛みが出た。医者から『これはストレートネックだね』と。自然と前のめりになって、同じ姿勢でパソコンを凝視するような形で作業するので、どうしてもそうなってしまう。できるだけ同じ姿勢を長時間しない、ストレッチを小まめにやる」
■でも「スマホは欠かせない」
現代人の約8割が発症しているとも言われるストレートネック。街で聞くと既に知っている人も多く「予備軍」のような人もいました。 「ストレートネック」聞いたことは? 販売業(20代): 「あります。(スマホは)結構触っちゃいますね。気が付くと体勢が悪くなっていることがあるので、定期的に伸ばしたりとか、同じ体勢で長時間いないとか(対策)してます」 大学生(10代): 「パソコン含めて6時間とかですね、スマホが4~5時間くらい。肩こりとかがちょっとあるかな」 会社員(40代): 「(パソコン、スマホは)10時間くらいは使ってる。(対策は)適度に使ったら首回すとか、ストレッチするとか繰り返しだと思う。スマホは日常生活に欠かせないと思うので」