ニューヨーク屋敷「いろんな人生模様が見えて食らっちゃった」『APOLLO アマチュアナイト』決勝ラウンド進出者が決定
『APOLLO アマチュアナイトジャパン 24-25 予選ラウンド東京』が、12月16日(月)と17日(火)の2日間、渋谷・duo MUSIC EXCHANGEで開催された。 【写真】ニューヨーク嶋佐が「自分が親だったらこんなに誇らしいことはない」と絶賛する11歳のダンサー MCのニューヨークとエグスプロージョンが見守るなか、戸辺葵、鈴木莉愛、ゼロから打ち師始めます。、Erinaの4組の決勝進出が決定。イベント後にはニューヨークとエグスプロージョンが囲み取材に答え、その激闘を振り返った。
839組から決勝の舞台へ上がる8組が決定!
『アマチュアナイト』は、ニューヨークのアポロシアターで90年以上続く伝統的イベントで、観客の歓声やブーイングで勝敗が決まるユニークな形式が特徴。プロへの登竜門として知られ、これまでマイケル・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダーといった数々の世界的スターを輩出してきた。 その日本版である『APOLLO アマチュアナイトジャパン』は、プロ契約を結んでいないアマチュアパフォーマーが対象。優勝者には賞金1万ドルが贈られるほか、優勝者と審査員特別賞のふた組には、本場ニューヨークのアポロシアターでのゲスト出演権も与えられる。 合計839組のパフォーマーが応募したオーディションもいよいよ佳境。今回の「予選ラウンド東京」を通過した4組に加え、「予選ラウンド大阪」を通過したthe ANGELSTAR$、Ako、谷口大地、N’ismの4組、さらに今後、審査員特別枠で選ばれる4組を加えた合計12組が、2025年2月20日(木)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで行われる「決勝ラウンド」で競う。
屋敷「『M-1』もこの審査方法でいいんじゃないか」
囲み取材ではニューヨーク屋敷裕政が、「予選ラウンド大阪」と「予選ラウンド東京」を見守った感想について、「本当にいろんな挑戦者がいて、いろんな人生模様が見えて食らっちゃった。人生を見つめ直す機会になりました」と振り返る。 ニューヨーク嶋佐和也も「年齢も経歴もバラバラの人が、夢を持って、(本場の)アポロに立ちたいと応募されてきている姿にグッときた」と回想。また、「僕も芸人の中では歌がうまいと言われるんですけど、全然俺、うまくねえなと思いました」と、レベルの高さに自信を失ったことを明かし、笑いを誘った。 嶋佐は、決勝進出者の中で印象に残っているパフォーマンスについて聞かれると、13歳のシンガー・Akoや11歳のダンサー・戸辺葵の名前を挙げ、「立派だなという親心というか。自分が親だったらこんなに誇らしいことはない」と、10代前半の子供たちの躍進を絶賛。 一方、エグスプロージョンのまちゃあきは「ゼロから打ち師始めます。」を印象に残ったパフォーマーとして挙げ、「オタ芸という文化が世界に広がる大きなチャンスかもしれない。アメリカが驚くんじゃないか」と、本場のアポロシアターを震撼させる期待を語った。 本家のアポロシアター同様、観客の歓声やブーイングで勝敗を決めた今回の予選ラウンド。屋敷はその審査方法について、「『M-1グランプリ』もこの審査方法でいいんじゃないかな」と手応えを感じたことを振り返る。 嶋佐も「参加型なのでお客さんのテンションが終始高かった」と説明。「みんなが手に汗を握って観ている感じがあって、それも含めてすごくおもしろいライブでした」と、『APOLLO アマチュアナイト』の審査方法を絶賛した。