毎日、学童に預けるのはかわいそう? 子どもを通わせてわかった"公設学童"の現実
まもなく始まる小学校での新生活。 共働き家庭の場合、お子さんが学童に入るケースも多いのではないでしょうか。 学校の学童に行かないと決めた我が子の放課後の過ごし方と4つの見守りアイテム 筆者も1年前、「学童ってどんなところだろう?」と、自分なりにいろいろ調べてみたものの、情報が少なく、不安に感じたことを思い出します。 今回は保育園ママにとって未知の世界である「学童保育」に焦点を当て、小学生ママたちの実体験も踏まえながら、リアルなレポをお届けしていきます。
親も子もドキドキ。新1年生の学童デビュー
学区外の保育園から入学し、同じ学童に誰ひとり友達がいなかった息子。 小1の4月、最初の数日間は「ほとんど一人で遊んでた」「3年生が怖い。おもちゃを貸してくれない」「学童行きたくない」と学童を嫌がっていた息子。息子の通う学童は人数も多めで、お迎えに行くと、そこまで広くない建物に知らない子がぎっしり。 こんな状況、大人だって辛いよな……と、親の私まで心が苦しくなったことを覚えています。 それでも子どもの環境適応力はすごいもので、入学式を迎える頃には学童に嫌がらずに行くことができるようになり、話せるお友達も何人かできていました。 とはいえ、特に学童入りたての時期はお子さんもかなり疲れているはず。帰宅後にお子さんの話をよく聞いて、多少甘えさせてあげるのが良さそうです。
公設学童のメリットは?
現在小1の息子はずっと公設学童に入っていますが、約1年経ったいま思うことは「公設学童を選んでよかった」ということ。 ここからは、私が感じる「公設学童を選ぶメリット」について、小学生ママからの回答も踏まえながら解説していきます。 メリット①入学前に学校の友達ができる 誰も知り合いがいなかった息子にとって、クラスに顔見知りの子がいるだけでも心強かった様子。 小学校と同じ敷地にあるので、入学式前に小学校へ登校する練習ができる・新しい環境に慣れることができるのもメリットです。 メリット②外遊び含め、心ゆくまで遊べる 学び中心の学校とは異なり、学童の中心は「遊び」。校庭が隣接するケースが多く、サッカーや野球など、ダイナミックに外遊びができるのは活発な男子にとってかなりのメリットです(今は球技NGの公園も多いですよね…)。 また、コマやけん玉、将棋など、昔ながらの遊びを教えてもらえたり、家では用意できないたくさんのおもちゃで遊べたりすること、工作などのミニイベントがたくさんあるのも、親にとっては本当にありがたいです。 メリット③他学年との交流で人間関係を学べる 学校ではなかなか関われない上級生の友達ができるのも学童の魅力。 「3年生の女子にあっち行ってって言われた…」と半ベソをかいていることもありますが、上下関係含めた人間関係を早いうちに学ぶことができてラッキーだなと思っています。 学童で仲良くなった上級生と、学校の休み時間にサッカーをしたり、虫捕りをしたりすることもあるそう。学年が上がると年下の子の面倒を自然に見ることになり、それも大事な社会勉強になると思っています。