居酒屋でウーロン茶を頼んだら「450円」もしました。中身は「スーパーのお茶」と同じだと思うのですが、飲食店の“原価率”ってどんな感じなんでしょうか?
原価率が高いものを見極めるコツ
とはいえ消費者としては、できるだけ原価率が高い商品を楽しみたいという気持ちになるのも理解できます。 原価率はだいたい3割程度とされているものの、商品によってばらつきがある場合があります。飲食店によっては人気商品の原価率は5割程度、ドリンクの原価率は1割程度として、全体的な原価率が3割になるように設定しているケースもあります。 原価率が高い傾向にあるものとしては、お店側が「赤字覚悟!」や「本日限定!」などとうたっている人気商品、目玉商品の食事などが挙げられます。お店側は、これらの目玉商品を「集客商品」としてお客を呼び寄せ、実際に入店してからほかの原価率が通常もしくは低めの商品、いわゆる「収益商品」の注文も受けることで全体として利益を取ろうとしているためです。 特にカフェや居酒屋では、ドリンクやお酒などの原価率は低いことが多いです。そのため、こういった飲食店で原価率を気にする場合は、食事を積極的に頼むのがおすすめです。
まとめ
飲食店の原価率は3割程度と聞くと低いと感じる人は多いかもしれませんが、必要経費やお店の運営費などが必要であり、決して飲食店が「ボロもうけ」しているというわけではありません。 また、消費者側が飲食店で食事することで得られる、食事の用意や後片付けをしなくてよい点、快適な空間で過ごせる点といったメリットも加味する必要があります。自宅で食事するのとはまた違った魅力を楽しみながら食事すると、すてきな時間が過ごせるのではないでしょうか。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部