混雑でも広がる笑顔 県内、帰省ラッシュ本格化
年末年始を県内の古里などで過ごす人たちの帰省ラッシュが28日、本格的に始まった。この年末年始は同日から来年1月5日までだと最大9連休。山形市のJR山形駅は午前からスーツケースを持った家族や訪日外国人客らで混み合った。 JR東日本山形支店によると、28日の下りの山形新幹線つばさは終日満席。27日から来年1月5日までは上下線で昨年同期と比べて6本多い413本を運行する。下りのつばさは31日まで同日最終以外は全て満席で、1月1、2両日の午前も同様という。上りのピークは1月3日を見込む。 改札を出ると待っていた家族と笑顔で喜び合う姿が見られた。東京都から家族4人で同市内の妻の実家に向かう会社員塩田俊彦さん(47)は「長い休みだが、円安のため国内旅行に切り替えた。子どもとゆっくり過ごしたい」と話した。海外からの旅行客も多く、インドから訪れ友人と蔵王温泉に行くアクシャット・スリグァスタバさん(28)は電車内で見た雪景色を興奮気味に語り、「精いっぱい厚着をしてきたが大丈夫だろうか」と声を弾ませた。
この日は山形、庄内両空港への到着便も満席が相次いだ。