AKB48、本拠地劇場がリニューアルオープン 「自分の口から言うことで始まる」新生AKBの目標は東京ドームでのコンサート
アイドルグループ「AKB48」の拠点である東京・秋葉原のAKB48劇場が8日、リニューアルオープン。「新劇場オープニングセレモニー」が行われ、4代目総監督でキャプテンの倉野尾成美(24)、小栗有以(22)、初代総監督でタレントの高橋みなみ(33)らが出席。倉野尾は新生・AKBの目標として、これまで3度行い、2014年8月以来となる東京ドームでのコンサートを掲げた。 05年12月8日の初公演以来、メンバーやファンに愛されてきた同劇場だが、老朽化などに伴い今年9月1日の最終公演を持って閉館。リニューアル工事を経てこの日、新劇場がオープンした。セレモニーで倉野尾は「すごくうれしい気持ちでいっぱい。私たちも劇場とともに成長していきたいです」と意気込み。高橋は「こんなすごい門出に、現役のメンバーと立たせてもらって光栄」と笑顔を見せた。旧劇場の初日公演からステージに立っていたが「ここまで変わるかと驚きましたね。面影ゼロ。『お金がかかってるな』と感じました」と率直な心境を吐露した。 セレモニーの前には約9年ぶりの新公演となる「ここからだ」の稽古が行われた。その際、倉野尾はMCで東京ドーム公演を目標に掲げた。その意図を聞かれると「目指すべきものだと思っていて、自分の口から言うことで始まると思ったので宣言させていただきました」と明かした。高橋は「夢を掲げて言葉にする大切さを分かっている。ぜひかなえてほしい」とエールを送った。 また、2代目総監督の横山由依(32)が2日に歌謡グループ「純烈」の後上翔太(38)との結婚を発表。高橋は発表の数日前に電話で報告を受けたことを明かし、「総監督で頑張ったのを家庭でも生かせる部分があると思うので、素晴らしい家庭を築いてほしいと思います」と笑顔で祝福した。 セレモニー終了後、AKBの総合プロデューサーで作詞家の秋元康さん(66)が取材に応じた。来年でメモリアルイヤーの20周年を迎えるが、メンバーたちに対し「すごくいい形でバトンを渡して19年まで来た。前田敦子が抜けても、ポスト・前田敦子を探すのじゃなく、大島優子とか指原莉乃とかまったく違うキャラが出てきた。20年目からバトンをどんな人が受け取るのか(が大事)」と期待した。 再び東京ドームを目指すが「劇場で公演を粛々とやって、1人、2人でもファンの方が多くなれば(ドームに)たどり着く」と地道にファンを獲得することの重要性を力説。さらに、世間的な”追い風”について「AKBを好きじゃないし、知らないという人も、(曲を聴いて)『これがAKBなんだ』というふうになったらドームに行ける」とした。
中日スポーツ