「スイッチ後継機」発売で注目? 任天堂の歴代ハード末期に登場した「遅れてきた名作」たち
■任天堂とトレジャーのいいとこ取り!NINTENDO64『罪と罰』
最後は2000年11月21日に任天堂から発売されたNINTENDO64ソフト『罪と罰~地球の継承者~』。開発元はメガドライブの『ガンスターヒーローズ』や『幽☆遊☆白書 魔強統一戦』、セガサターンの『ガーディアンヒーローズ』などを手がけた「トレジャー」で、任天堂の親しみやすさと、トレジャーの一味違った捻りの効いた作風が見事にマッチしたゲームだ。 横に移動しながら攻撃をかわしながら、奥に進んでいくというスクロール方式のシューティングアクション。照準は、ガンシューティングのように画面全体を標的にできるようになっている。移動と照準のマルチタスクが求められる心地よい難易度が楽しめるゲームだ。 その独特なゲーム性もさることながら、荒廃した地球を舞台にした、クリーチャーと武装組織との三つ巴が描かれる難解な物語や、二転三転する展開など、ストーリー的にも本格的かつユニークな名作である。 Wii末期には『ドラゴンクエストXオンライン』が、WiiU末期には、Switchとのマルチ展開ながら『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』が発売されている。後継機発売後のSwitchでは、どんな“遅れてきた名作”が登場するのか楽しみである。
ファンキキ