風間俊介、３年ぶり単独主演も「唯一、僕が出ていない場面がこの物語の核」

俳優の風間俊介（41）が18日、東京・新国立劇場で、舞台「モンスター」の初日公演を前に取材会を行った。 【画像】風間俊介、3年ぶり単独主演も「唯一、僕が出ていない場面がこの物語の核」 家族から十分な愛情を受けられず、社会に問題児として扱われる生徒・ダリルと、かつての華やかな職場から逃れ、自分自身も深い問題を抱える新人教師・トム（風間）との対峙（じ）を軸に、教育・家族問題を鋭く表現した物語。 これまで大阪など3都市で公演を行い、風間は「やっと東京公演」と笑顔を見せ、「この作品は、これからみんなで考えていきたい、これから社会をどうとらえていくのかっていうのに深く切り込んでいる作品なので、どこか他人事じゃなくて、（観客が）同じ体験をした感覚で観劇してくださっていることにとても手ごたえを感じています」と充実感をにじませた。 風間にとっては、約3年ぶりの単独主演舞台だが、「トムという役の単独主演とはとらえていない」ときっぱり。「異分子であるダリルと対峙する人たちを描いていて、見に来て下さる方々へ、『自分たちが異分子と出会った時にどう思いますか』って言う問いかけだと思うので、見に来て下さる皆様代表と思ってやっています」と背筋を伸ばしていた。 とはいえ「1場面以外は全部出ている」と“主役級”の出演時間で、「唯一、僕が出ていない場面がこの物語の核となっているので、楽しみにしてほしい」と呼び掛けた。 同所で28日まで。