台風10号 28日頃に北陸を直撃か 25日にも間接的影響で短時間強雨に注意
台風10号 上陸直前まで発達か
図は、23日(金)時点の日本周辺の海面水温となります。台風が発達する条件の一つである「海面水温27℃以上」の領域が本州の南の海上全域に広がっており、特に紀伊半島付近より西には海面水温が30度以上の非常に高い海域が広がっています。 台風10号は、26日(月)や27日(火)を中心にこの海域を北上する可能性が高いため、台風が上陸する直前まで発達するおそれがあります。
台風への備え 出来る限りこの週末で
北陸地方への台風の最接近は28日(水)頃の見込みですが、事前の準備はこの週末の内に済ませておいた方がよいでしょう。 台風の予想は日々変化するため、インターネットやテレビ・ラジオなどで最新の台風情報を確認するようにして下さい。 懐中電灯など正常に動作するか、食料や飲料の賞味期限などを確認し、足りない物資はこの週末の内に買い足しておくとよいでしょう。 ハザードマップを確認し、浸水するおそれのある区域にお住いの場合は、家具や電化製品、食料品など、可能な限り、高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。浸水に備えて土のうの準備などもしておくとよいでしょう。 台風接近直前になったら雨戸やカーテンを全て閉めておきましょう。強風などで万一窓ガラスが割れた場合、室内にガラスが飛散するのを防ぐことが出来ます。
日本気象協会 北陸支店 和田 玲央奈