ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
■エクステリアのモチーフはケンメリ、チャレンジャー?
このM55コンセプトはホンダシビックをベースに、スカイラインGT-R(ケンメリ)やローレル、1970年式ダッジチャレンジャーを彷彿とさせる1970年代風のデザインで、丸四灯のヘッドライトやダックテール、ルーバーなど、めちゃくちゃカッコいい。 思えば、1960年代から1970年代前半にかけて、フォードマスタングやシボレーカマロ、ダッジチャレンジャー&チャージャー、プリムスクーダ&バラクーダ、ロードランナーといったマッスルカーをビッグ3がこぞってリリースしていた。 日本では、ケンメリやセリカリフトバックなどのスペシャリティカーには、強いアメ車を感じさせるデザインを随所に採り入れていた。 M55のエクステリアデザインを担当したミツオカ事業部開発課デザイナーの渡辺清和さんにそのあたりを直撃した。 「どのクルマをモチーフにしたというのはありません。私は1968年生まれですが、あの時代のスペシャリティ、GTカーってワクワクしましたよね。50代以上のクルマ好きの方なら、70年代のクルマってこういう形だったよねと頭の中にかすかに残っている潜在的なスタイルってあると思うんです。アメ車も日本車も含めて70年代のクルマの最大公約数を具現しました」。 70年代のスペシャリティカーはアメ車だと2ドアで289(4.7L)や302(5L)、350(5.7L)といった大排気量V8で、日本車なら2L、直6で、言うまでもなくサイズもデカい。 一方、M55のボディサイズは全長4735×全幅1805×全高1515mmと今の日本車のなかでは、コンパクトといっていいサイズ感。パワートレインは182ps/240Nmを発する1.5L、直4ターボエンジン+6速MTの組み合わせるFFだ。 見た目は70年代風だが、ボディサイズやエンジンは元がシビックだからいいとこどりといってもいい。RSを筆頭に、1.5L、直4ターボのシビックは操る楽しさが満喫できるからだ。 さて、シビックからどこを交換したのか?シビックからAピラーから前のボンネット、フロントグリル、ヘッドライト、フェンダー、リアフェンダー、リアバンパーやテールランプ回りなどをFRP製パーツに交換し、LEDのヘッドランプやリアテールランプの丸い部分は汎用品で、そのほかはワンオフとなる。 特にフロントのリップスポイラー(チンスポ)やダックテールのリアスポイラー、リアウインドウ上のルーバーは1970年代のスペシャルティカーにとっては必須といえるもので、当時を知るおじさん世代にとっては涙がちょちょ切れるほど懐かしいアイテムだ。ちなみにルーバーは、後方視界OKだそうだ。 インテリアはシビックから大きくは変わっていないが、シートはパープルとグレーのハトメ加工の入ったレザー製で1970年代の雰囲気充分。本革シートには「Zero Edition」のロゴ刺繍も入っており、Zero Editionのエンブレムも装着される。シフト回りやダッシュボード、ドア内張りには貼られているリアルカーボンは唯一、オプション設定されるとのこと。 M55は限定販売ではなく、通常販売モデルとして2026年以降もM55シリーズの生産、販売を続けていく予定。今回販売されるガソリン車の6段MT仕様に加えて、CVT仕様やハイブリッドモデル、RSもシリーズに加えていくとのことで期待したい。 発表会場にいらっしゃった執行役員営業企画部長の渡部稔さん、デザイナーの渡辺清和さん、商品企画課兼デザイナーの青木孝憲さんたち「クルマ好きおじさん」の情熱に感服した取材でありました!
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