自民党に逆風、都連幹部「このままでは来年夏の都議選も危うい」…前回選より当選者5人少なく
派閥の政治資金問題で自民党に逆風が吹き、政権与党の議席数が過半数割れした今回の衆院選。投開票から一夜明けた28日朝、落選した「不記載議員」や自民党の候補者は支持者への陳謝に追われた。 【写真】候補者名が記されたボードに、当選確実を示す赤いバラを付ける石破首相(右)と森山幹事長
自民党の都道府県連は結果を重く受け止めた。
新潟県では県内の5小選挙区全てで立憲民主党が勝利した。自民党が小選挙区の議席を獲得出来なかったのは2009年以来だ。党県連の岩村良一幹事長(県議)は「全敗」が確実となった27日午後11時過ぎ、報道陣に対し、「大きな逆風が吹く中での厳しい選挙だった」と語った。
東京都内の小選挙区は5区増えたものの、小選挙区で当選した自民候補者は前回選より5人少ない11人にとどまった。党都連幹部は「厳しい結果だ。このままでは来年夏の都議選も危うい。出直しが必要だ」と語った。