ローソンは“おそらく”アウディへレンタル移籍されないとマルコ博士ーボッタスはF1キャリア終焉を覚悟?来季の契約条件に不満
マッティア・ビノットがモンツァで初めて新しいカラーでトラックサイドに登場したことで、2025年のF1最後のシートの空きが注目の的となる可能性が高まっている。 ●【2024F1第16戦イタリアGP】全セッションの結果・タイムスケジュール ■ボッタスは1年契約に興味なし チームの現ドライバーであるバルテリ・ボッタスは、来季ニコ・ヒュルケンベルグに加わる最有力候補であるようだ。2026年からアウディのワークスパワーに切り替わり、全面的なブランド変更が行われる前の最後のシーズンとなる。 ボッタスはこう語った。 「今週はより多くの話し合いがあった。でも、ここで契約を結ぶことはない。ただ、リーダーがここにいるのは良いことだし、チームには今それが必要だ。彼と一緒にコーヒーを飲む機会があるかもしれないね」 34歳のボッタスにとって、新契約を得ることが難しくなる理由の一つは、チームが2025年に向けて1年契約のみを提案しているためだ。 「複数年契約にしか興味がない。来年は恐らく僕のキャリアの中で最も難しい年になるだろうと分かっているので、1年契約には興味がないんだ。現段階のキャリアにおいて、プロジェクトの一員となり、数年先の開発計画を理解することは重要なんだ」とボッタスは認めている。 そのため、ボッタスのF1キャリアは今年の11月で終わる可能性があることを認めている。 「選択肢は限られている。それが現実だ。もちろん、『もしF1を去ったらどうしよう』という考えが頭をよぎったことはあるけど、まだそのことを考えるには早すぎると思う」 ■ローソンの可能性はなし 噂によると、ザウバーはリアム・ローソンと契約したいと考えているようだが、レッドブルは現在提案されている「ローン」の条件には興味がないようだ。レッドブルのコンサルタントであるヘルムート・マルコ博士は、『Kleine Zeitung』紙に次のように語った。 「我々は、彼が必要な時に彼を起用できるという選択肢を残しておきたかったんだ。だから、ザウバーはないだろう」 ■サインツとグァンユの反応 カルロス・サインツは明らかにアウディの第一候補だったが、最終的にウィリアムズを選んだ。「僕はいつも通り、自分の直感を信じることにした」と、現フェラーリドライバーは語った。 ボッタスの現在のチームメイトであるジョウ・グァンユは、1年契約でも「満足」するだろうと語ったが、2024年に苦戦している2台のザウバーの中でもボッタスより遅い傾向にある。 「1年契約はこれが初めてではないので、自分にとってはそれほど大きな変化ではない。来年もそれほど大きな変化はないと思うが、アウディが来る頃には、パフォーマンスに大きな変化があるかもしれない」 ■ヒュルケンベルグは“最高のチームメイト”を望む すでに契約を結んでいるヒュルケンベルグは、ザウバーとアウディが最終的に誰を選ぶかについては「発言権はない」と明言した。「でも正直に言うと僕はオープンな姿勢だ。F1は信じられないほど競争が激しいので、最高のチームメイトと組むことが重要なんだ」