「公約は財源を考えて掲げた。実現は私の責務」 3選から一夜明けて大橋・福知山市長が会見
任期満了に伴う京都府福知山市長選挙で3選を決めてから一夜明けた10日朝、大橋氏は北羽合の個人事務所で会見を開いた。「43項目の公約は財源をきちんと考えた上で掲げているので、実現するのが私の責務」と意欲を見せ、「子どもたちを含め、ずっとこのまちで暮らして生きていく人たちにとって、このまちで暮らして幸せだなと思ってもらえるように頑張っていきたい」と気を引き締めた。 公約に掲げた市立小中学生の修学旅行無償化は財源を確保して、来年度以降の実施を見据えていると説明。このほか、子どもを産み育てたくなる福知山の実現に向けたベビーファースト宣言や、介護、医療、子育て、防災を含む住民福祉の増進、起業家育成、もうかる農業などにも取り組んでいく。 争点の一つとなった新文化ホールの整備など大型事業の市の姿勢や進め方を巡り、対立候補が「市民の声が届いていない」と指摘してきたことは受け止め、大橋氏は「市の説明や情報発信の方法が悪いのであれば、改善していかなければならない」とし、市民の意見を受けながら、情報発信のあり方を検討していきたいとする。 「厳しい選挙戦で、落ちるかもしれないと思ってやってきた。もう一回、大橋でやらせてやろうと思っていただいたみなさんの気持ちがありがたい」と感謝し、3期目は「しっかりと市民のみなさんと一緒になってこのまちの未来を作っていきたい」と力を込めた。 昨夜の睡眠時間は3時間だったというが、晴れやかな表情で会見に臨んだ。