マンハッタン「渋滞税」導入へ、来年1月=米NY州知事
[14日 ロイター] - 米ニューヨーク州のホークル知事は14日、交通渋滞の解消と温室効果ガス排出の削減に向け、ニューヨーク市マンハッタン中心部に乗り入れる車両に対する「渋滞税」を年明け1月に導入すると発表した。 渋滞税を巡っては、マンハッタン60丁目より南の中心部に日中乗り入れる車両を対象に、今年6月30日の導入が計画されていたものの、ホークル知事は物価高に苦しむ住民の現状を踏まえ、導入を見送り、無期限中止としていた。 ホークル知事は、乗用車に対する新たな基本料金は9ドルで、当初発表された額より40%安くなるとし、ニューヨークの地下鉄やバスに新たに投資するためには不可欠だと説明した。導入されれば全米初となる。 一方、トランプ次期米大統領は渋滞税導入に強く反対すると表明。「ニューヨーク市を競合する都市や州に対して不利にし、企業は(ニューヨーク市から)逃げ出す」と述べた。