覆面候補が実感した「お金はかければかけるほど有利」な日本の選挙「政治家でしょ?誰の言うことだって聞かないと」選挙区外にも
■結果は・・・落選 4位に そして迎えた投開票日。福岡5区では、自民党の新人が10万台、立憲民主党の前職が8万台の票を獲得する中、タコスキッド氏は4位の得票(1万7691票)で落選しました。 一夜明けた28日、タコスキッド氏の姿は、いつもと同じ太宰府市の交差点にありました。 地域住民「入れさせていただいたんですが」 タコスキッド氏「すいません、期待に応えられなかった」 地域住民「でも応援してます。いつも見守りありがとうございます」 ■供託金300万円は没収 タコスキッド氏が今回の選挙にかけたお金はポスター制作費の12万円を含む約40万円。 ただ、得票率が10%を下回ったため供託金300万円が没収され、公費で賄えるポスター製作費なども自己負担となりました。 当選する意思がない人の売名行為などを防ぐために設けられている供託金制度ですが、国民の政治参加を阻んでいると指摘する声もあります。 ■「ハガキまで出したら1000万円くらいの借金になっていた」 タコスキッド氏「じゃあこれ僕がもっと、ハガキ出したりしていたら、一気に1000万円ぐらいの借金になるわけですよ。もっと誰でも選挙に参加できる状態でないと民主主義は保てないと思っているので」 福岡県では過去最多の52人が立候補した今回の衆院選。 「政治とカネ」が大きな争点となった一方で、投票率は低調に終わりました。 有権者の声を反映させるために今のままの選挙制度でいいのでしょうか。 改めて考えさせられます。 RKB毎日放送 記者 江里口雄介
RKB毎日放送
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