福岡ヘリ墜落、安全委が残骸調査 2人死亡、身元確認急ぐ
福岡県柳川市でエス・ジー・シー佐賀航空(佐賀市)のヘリが墜落し2人が死亡した事故で、損壊した機体の残骸が30日、佐賀空港に隣接する同社に運び入れられ、運輸安全委の航空事故調査官が損傷状況を調べた。 29日に墜落現場で実施した安全委の調査で、機体が飛行中に本体、尾部、テールローターの三つに分離したとみられることが判明していた。西川直宏調査官によると、31日も機体調査を続け、終わり次第、運航状況確認など聞き取り調査に移る見通し。 福岡県警柳川署によると、司法解剖の結果、2人は高所から落下したことによる頭蓋骨骨折や心臓破裂などが死因で、即死とみられる。身元確認を急いでいる。