【推しに想いを馳せすぎて辛い!】この状況からどう抜け出したらいい?
今回植松晃士さんにアドバイスしてもらうのは、推し活の悩み! 生きやすくなるアドバイスをご紹介! 〈画像で解決を見る〉推し活が辛くなりすぎたら…どうすればいい?
教えてくれたのは……植松晃士さん
ファッションプロデューサー 辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに!
お悩み:推しに想いを馳せすぎて涙を流すことも。どうしたら、もっと気楽に応援できる?
アイドルの推し活をしていますが、推しに対する誹謗中傷を目にするたびに自分まで辛い気持ちに。周りからは「あなたが落ち込んでもしょうがない」と言われ、自分でもわかってはいるのですが、この状況から抜け出せないんです。 ペンネーム:さんまるさん(27歳・会社員) 常連M 今までの人生で一度もアイドルに推しがいたことがない私にとっては、推し活しているって羨ましいかぎりだけどなぁ~。 植松さん 羨ましい理由は、何なの? 常連M だって推しがいる人って、キラキラしているし、どんどんキレイになっていく気がするんだもん。 植松さん 本来はそうあるべきものだと思う。推しはあくまでも推しであって、自分の人生における余暇。なのに、さんまるさんは人生のすべてになる勢いで推しているんだと思うの。それって、健全なのかしら? 常連M 推すレベルが“レベチ”すぎるのか。 植松さん 推しは、友達でも恋人でもない。リアルに隣にいて心を交わし合う相手ではなく、メディアを通してだけ触れ合う人。もちろん握手会などがあれば、直接会う機会もあるだろうけど、それはあくまでもイベント。自分が望む理想のアイドル像を勝手に当てはめて楽しんでいるだけなのよ。実際、会ったら、いたってフツーだったりするかもしれないのに、想像の中だと裏切りがないから、ハマっちゃうのよね。 常連M 確かに、私の周りにも夢中になりすぎている子もいるなぁ~。 植松さん ある意味、流行り病の一種だと思ったほうがいいかも。昔、アイドルのコンサートで、あまりの熱狂ぶりに失神する子が続出したんだけど、大人になると落ち着くもの。今までも何度か繰り返されているムーブメントであり、ちょっと熱狂の仕方は違うけど、さんまるさんは似たような流行り病にかかっている状態なのかもね。 常連M でも、マスターは推し活していても、その病にかからなそう。 植松さん うん、僕はあくまでもステージや作品の中で演じている状態の推しだけが好き。とはいえ、かかりやすい人はいるから推しを分散するのがベター。一人に気持ちが集中しないぶん、気楽に応援できるのが魅力です。実生活では妻や夫、恋人は一人に限られるけど、推しなら何人いても許されるから想いを薄めて!
【植松マスターの格言】
「推し活は人生の余暇。想いがあふれすぎるなら一極集中ではなく分散を」 撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 イラスト/中根ゆたか 取材・文/楢﨑裕美 Edited by 松本 薫
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