【鳴尾記念】京都巧者で実績No.1のボッケリーニを推奨 血統ではヨーホーレイク、データではスカーフェイスも注目
3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は6月1日(土)に京都競馬場で行われる鳴尾記念について下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。 【安田記念2024 推奨馬】東京コースは複勝率50%で安定感◎! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) ・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」 ・目には見えない上積みを探る「前走の内容」 ・適性と素質を知るための「血統評価」 特別登録のあった15頭を検討対象とし過去10年のデータを使用する。
重要データ:前走の条件で成績がわかれるレース
鳴尾記念は例年阪神芝2000mという条件で行われてきたが、今年は京都競馬場で行われる。開催される競馬場は異なるが、レースの立ち位置は同じ。条件戦を勝ち上がってきた馬、GⅢやGⅡを中心に戦っている馬、GⅠにも出走しているが宝塚記念を諦めた馬が入り乱れるレースだ。 そのため、力関係を考えることが難しく、レース全体の複勝回収率は90%とどちらかといえば荒れるレースでもある。今年は条件戦からの出走はないので、OP以上のクラスごとに成績を見ていこう。 まずはOP・L組。【2-2-3-28】で単勝回収率39%、複勝回収率137%。勝つのは人気馬だが、3着以内では高水準の回収率なので相手として抑えるには良いだろう。 続いてはGⅢ組。【1-3-2-29】で単勝回収率7%、複勝回収率39%。22年カイザーバローズ、21年サンレイポケットが1番人気を背負って着外に沈んでいる。GⅢで好走したからといって、ここで人気になるようなタイプは割引が必要だ。今年はヨーホーレイクが上位人気となりそうだが、前走新潟大賞典3着からの臨戦だけにどうか。 GⅡ組は【3-2-2-18】で単勝回収率80%、複勝回収率75%。強調材料とはならない数字だが複勝率は28.0%と高く、無視できないグループだ。最後がGⅠ組。【3-2-3-13】で単勝回収率196%、複勝回収率94%。かなり高い数字を出している。GⅠで凡走したことによって人気が落ちる馬もいるが、馬柱の見た目以上のパフォーマンスを発揮してくる可能性があるので注目したい。 【前走GⅠの出走予定馬】 ・スカーフェイス