違法カジノで賭博 バドミントン田児、桃田両選手が会見(全文1)おわびの言葉
国内の違法カジノ店で賭博行為をしていた問題で、バドミントン男子の桃田賢斗選手(NTT東日本)と田児賢一選手(同)が8日午後3時から、都内で記者会見した。 【会見動画】違法カジノで賭博 バドミントン桃田選手らが会見 桃田選手は今夏のリオデジャネイロ五輪の男子シングルスでのメダル獲得が期待されていたが、出場は絶望的な状況となった。
調査結果について
司会:本日はお忙しい中お集まりいただき、申し訳ございません。きのう報道されました、田児、桃田の賭博行為について、当社としてきのう、および本日と調査を行ってまいりましたが、調査の結果、田児、桃田の両選手および6名の男子選手が賭博行為に参加していたことが発覚いたしました。本日、このような場を設定し、会見を行わせていただきます。お手元の座席表にあるとおり、向かって左からバドミントン部長の奥本、選手の田児、選手の桃田、総務人事部長の榊原です。 それではまずバドミントン部長の奥本より、おわび申し上げ、その後、詳細な説明をさせていただきます。ここで一言、お願いがございます。田児、桃田両名については帰国後間もなく体調不良等もあり、会見開始から1時間をめどに途中で退出させていただきますことをご容赦ください。では、奥本部長、お願いします。 奥本:弊社社員のバドミントン部所属選手が、いわゆる違法カジノ店にて賭博行為を行っていたということは、誠に残念でございます。同部を支援していただいています皆さま、それからバドミントン協会はじめ、関係者の皆さまに多大なるご心配、ご迷惑をお掛けしましたことを心よりおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。 それでは昨日から本日にかけて調査をした結果について、これよりご説明をさせていただきます。申し訳ございませんが、着座にて説明をさせていただきます。なお、本日のご説明はお手元にある資料に沿って説明をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それではご説明申し上げます。まず、田児でございますが、2014年10月から、2015年3月にかけて、東京都墨田区の違法カジノ店を月10回程度の頻度で訪れ、その後、2015年5月から2016年の1月までは横浜の違法カジノ店に月数回程度通い、違法な賭博行為をしていました。桃田につきましては、2014年の10月から2015年の1月、田児の紹介で東京都墨田区の違法カジノ店を訪れ、計6回程度訪問をし、違法な賭博行為をしていました。 田児も桃田も1回で数万から数十万程度を賭けているということで、共にトータルでは負けているということでございます。また、同部のOBを含みます男子選手6名が田児選手と共に、同じく違法な賭博行為を実施していたことが分かりました。なお、女子選手につきましては、被疑行為は認められませんでした。 以上が現時点、調査で判明したことでございます。弊社としましては、今回の事象を大変重く受け止めており、スポーツ選手のみならず一般社員も含めて教育の再徹底、研修内容の見直し等、あらゆる対策を講じて再発防止に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 また、桃田選手については、リオオリンピックの出場に向けて、数多くの期待を受けながら、その期待を裏切るということに結果としてなってしまったということにつきまして、心よりおわびを申し上げたいというふうに思います。 以上がお手元の資料のとおり、調査結果の概要となります。