大ピンチ…。欧州、解任ギリギリの監督(2)就任してまだ1ヶ月弱!? それでももうヤバいのは?
欧州各国リーグで2024/25シーズンが開幕してからおよそ2ヶ月あまりが経過した。成績が伴っていないクラブでは監督の解任を決断し始めても不思議ではない時期に差し掛かっているが、解任が目前と迫っている監督は誰だろうか。今回は思うような結果が出ず苦しみ、解任の噂が出ている監督を紹介する。(成績は10月28日現在)
イヴァン・ユリッチ(ローマ) 生年月日:1975年8月25日 今季リーグ戦成績:5試合2勝1分2敗(11位)※就任後の成績 物議を醸したダニエレ・デ・ロッシ監督の解任劇からおよそ1ヶ月弱、今度はその後任に就任したイヴァン・ユリッチが解任の危機に立たされている。 選手からの反発も大きかったとされるデ・ロッシの解任劇の後に新監督となったクロアチア人指揮官は、絶好調のウディネーゼとの初陣を3-0の快勝で飾り、幸先の良いスタートを切ったかと思われた。ところがセリエAでは5試合で2勝1分2敗、UEFAヨーロッパリーグ(EL)を含めた公式戦では3勝2分3敗と、期待されていた急激な成績回復が見込めていない状況にある。 特に直近数試合のパフォーマンスは芳しくなく、10月24日に行われたディナモ・キエフとのELでは勝利を収めたが、10月以降の4試合で1勝1分2敗と成績を落としており、早くも解任が噂されている。 解任論が高まる中で迎えたセリエA第9節フィオレンティーナ戦での1-5の大敗は、任を解かれる決定打となる可能性があるだろう。イタリア『カルチョメルカート』などによると、その後任候補に挙げられているのが、1ヶ月弱前に解任されたばかりのデ・ロッシで、早くもレジェンドの再登板の可能性があるという ただ、レジェンドをあくまでも“繋ぎ”の監督としてしか考えていないようにも見える人事は、さらなるサポーターの反感を食らうことになるかもしれない。ユリッチ監督だけでなく、ダン・フリードキンらオーナー陣も窮地を迎えている。
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