昼食休憩時にゴルフグローブはどこに置いておく? 消耗品こそ気をつけたい紛失や取り違えのリスク
グローブサイズが同じだと他人のものでも気づかない
このところ2ラウンド続けて同伴者が他人のグローブを取り違えるというユニークな場面を目撃しました。 【写真】これが打ち出し角やスピン量を適切にするティーアップの高さの目安です 最初は後半ハーフのスタートホールで、オナーがティーイングエリアにティーアップし、ドライバーショットを打とうとしていました。そのとき同伴者が乗用カートの後部座席の荷物入れをガサゴソ探しながら、不思議そうな目でオナーの手元を見ていました。 オナーのティーショットが見事フェアウェイをとらえ、ティーイングエリアから下りてきたところで、同伴者が「○○さん、そのグローブ、ご自分のですか?」とオナーに声をかけました。
するとオナーは自分のつけているグローブをマジマジと見て「あっ、オレのじゃない!」と声を上げました。同伴者のグローブをつけていたのです。おそらく前半ハーフを終えてクラブハウスに戻る際、2人とも自分のグローブを乗用カートの後部座席の荷物入れに置いたのでしょう。 そして後半ハーフのスタート時にオナーが同伴者のグローブを自分のだと思い込み、サイズも同じだったためキツかったりゆるかったりといった違和感もなく、何の疑いも抱かぬままティーショットを打ったわけです。 同伴者は自分のグローブがない代わりに他人のグローブがある状況をいぶかしみながらも、キャディーバッグのポケットから予備のグローブを取り出して待機していました。オナーがつけていたグローブが自分のだと分かり、返却してもらったグローブをつけてティーショットを打ちました。
同伴者のグローブを自分のだと思い込んでしまう
2回目のグローブの取り違えも後半ハーフのスタートホールでした。同伴者の女性は前半ハーフ終了時にグローブをはずして乗用カートの前方の荷物入れに置いたのに見つからない様子でした。 女性は予備のグローブを1枚も持っていなかったようで、同伴者の男性に「○○さん、私のグローブが見つからないので貸してくださらないかしら?」とお願いしました。 その時点で筆者は「なんで予備のグローブを持っていないのだろう?」「男性用のグローブでサイズは合うのだろうか?」と頭の中にはてなマークがいくつも浮かびましたが、グローブを貸してほしいと頼まれた同伴者は「いいですよ。ボクはグローブを何枚も持ってきていますから」といいながら、自分の手荷物用のカートバッグから手袋を何枚か取り出しました。 すると同伴者の女性がその中の1枚を見て、「あれっ、これ、私のじゃないかしら?」と手に取りました。確かに他のグローブと比べて明らかに小さく見えます。同伴者の男性も「あっ、本当だ! なんでボクの手荷物の中に入っているんだろう?」と驚いていました。 きっと前半終了時に女性がカートに置いたグローブを男性が自分のだと思い込み、手荷物の中に入れたのでしょう。いずれのケースもなくなったと思ったグローブがすぐに見つかったので笑い話で済みました。 昼休憩時のグローブの保管場所は人それぞれです。前述のように乗用カートの後部座席の荷物入れや前方の荷物入れに置いておくケースもありますし、風通しのよいところで乾燥させるため乗用カートの手すりやネットにマジックテープで止めておく人もいます。 しかしながら、筆者はグローブを乗用カートに置きっぱなしにすることはありません。なぜなら過去にグローブがなくなったことがあるからです。グローブなんて盗む人はいないと思いますし、予備のグローブも持ち歩いているのでそんなに困ることはないですが、カートに置いたはずのグローブが見つからないと「あれっ、なんでないんだろう?」と心がザワザワします。 筆者の場合は結局、グローブが見つからないままスタートし、予備のグローブでプレーしましたが、心がザワザワした状態だとショットが乱れます。余計な不安要素を増やさないように昼休憩時もグローブを持ち歩くようになりました。 グローブは1枚1000~2000円の消耗品ですから、カートに置きっぱなしにしても特に支障はありませんが、なくなるリスクはあります。近年ですとカラスが食べ物と勘違いして持ち去る可能性が十分にあります。カラスよけの上フタがついている荷物入れであれば、そのリスクも回避できますが、なくなったら困る物はカートに置きっぱなしにしないほうがいいと個人的には思います。
保井友秀