大谷翔平（ドジャース）

二刀流スターがまたも歴史に名を刻んだ。ドジャースの大谷翔平は現地6月25日（日本時間26日）、敵地のギャランティー・ドレート・フィールドでのホワイトソックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場すると、初回の第1打席に今季24号のソロ本塁打を放ち、連続打点を球団最長タイの9試合に伸ばした。

大谷はこの後も第3打席に適時打を放つなど、4打数2安打2打点とし、打率をナショナルリーグ首位の.320とした。大谷は現在、本塁打、打率、長打率（.634）、OPS（1.032）でリーグのトップに立っており、打点もトップと4差の60としている。

シカゴの地元紙『シカゴ・サンタイムズ』は試合後、電子版に「ショウヘイ・オオタニがドジャースの勝利でホワイトソックスの機先を制し、連続打点で球団タイ」と題した記事を掲載した。

その冒頭では、「ドジャースのスターであるショウヘイ・オオタニは少しも時間を無駄にすることなく、自軍がホワイトソックスに4-3で勝利した火曜の試合で、先頭打者ホームランをギャランティー・ドレート・フィールドのビジター側ブルペンへ打ち込んだ」とした。

その上で、「24本塁打でナショナル・リーグをリードするドジャースのスターを観に来たファンは、望み通りのものを見つつ、恐らく予想していたであろう、またいつもと同じソックスの敗戦も目の当たりにした」と、これで今季成績が21勝60敗となったホームチームの敗戦を自虐的に伝えた。

また、記事では現地水曜に行われるシリーズ最終戦のチケットがソールドアウトとなったことを伝えており、これについては、「このシリーズは多くのドジャース、そしてオオタニファンを惹きつけており、水曜はメキシカンヘリテージナイトで、ユニフォームが無償配布される」としている。

なお、『MLB.com』によると、これまでドジャースでは今回の大谷に加え、ロイ・キャンパネラ（1955年）、オージー・ギャラン（1944年）、エディ・ブラウン（1924年）が球団最長記録となる9試合連続打点を達成しており、マット・ケンプもシーズンをまたぐ形（2011～12年）で9試合連続打点をマークしているとのこと。

既にシリーズ第3戦のチケットが完売しているところに、大谷による球団新記録達成の予感が漂っている。