【欧州NL】ドイツが7-0、ボスニア・ヘルツェゴビナに大会史上最大差で大勝「楽しかった」
<欧州ネーションズリーグ:ドイツ7-0ボスニア・ヘルツェゴビナ>◇16日◇◇リーグA3組◇1次リーグ第5戦◇フライブルク ドイツがホームでボスニア・ヘルツェゴビナに欧州ネーションズリーグ史上最大差となる7-0で大勝した。既に来年3月に行われる準々決勝進出を決めていたが、1次リーグを4勝1分けの勝ち点13で首位通過した。ナーゲルスマン監督は「見ていて楽しかった」と記録的大勝を喜んだ。 開始2分。主将のDFキミッヒの右からのクロスを21歳のMFムシアラが高い打点のヘッドでゴール右隅に突き刺した。国内リーグで首位を快走するバイエルン・ミュンヘン所属の2人の連係で幸先よく先制した。 前半23分には29歳のFWクラインディーンスト(ボルシアMG)が代表初ゴール。同37分にもFWハバーツ(アーセナル)がMFビルツ(レーバークーゼン)とのパス交換から右足で追加点を決めた。 後半に入っても攻撃の手を緩めず、21歳のビルツが2得点。後半5分に鮮やかな直接FKゴールを決めると、同12分にもこぼれ球を左足で押し込んだ。 ナーゲルスマン監督はその直後に4人を交代。後半21分に途中出場のFWサネ(バイエルン・ミュンヘン)が巧みな足技で相手DFをかわして左足で決めると、同34分にもクラインディーンストが右からのクロスを左足で合わせた。国際Aマッチ3戦目の出場で初ゴールを含む2得点を挙げた194センチのFWは「最高の気分。この瞬間を待ち望んでいた」と言って笑った。 長く代表を支えたMFクロースが昨季限りで現役を引退し、FWミュラー、MFギュンドアン、GKノイアーも自国開催だった6~7月の欧州選手権を最後に代表引退を表明した。チームが変革期を迎えた中、21歳のムシアラとビルツだけでなく、29歳の遅咲きのFWクラインディーンストら新戦力も台頭した。 ナーゲルスマン監督は「守備でも攻撃でも信じられないくらい貪欲だった。(4人を一気に交代して)変更を加えても緩まなかった」と選手たちの姿勢をたたえた。さらに「我々は今後2年間、大きな試合が控えている。ワールドカップに向けて前進し続ける必要がある」と2026年北中米大会を見据えた。