ドジャース対ヤンキース　7回裏ドジャース2死一塁、二塁盗塁を狙うもアウトとなった大谷は、左肩を脱臼しもん絶する（撮影・菅敏）

　ドジャースのデーブ・ロバーツ監督（52）が27日（日本時間28日）に会見を行い、第2戦で左肩を亜脱臼した大谷翔平投手（30）の第3戦出場へ前向きな姿勢を見せた。 【写真】フリーマンの妻「夢がかなったわ」長男と大谷翔平のツーショット 　ロバーツ監督は「今朝の状態は良かった。可動域も良い。彼（大谷）はこれから30分後に（球場に）来て、練習に参加する」と経過は良好であることを明かした。第3戦出場については「それを私は期待している。痛みに耐えられるかの問題」と話した。 　素振りは既に再開。出場に向け、ケージでの打撃練習も再開する。 　大谷は26日（同27日）の第2戦、7回に盗塁を試みた際に左肩を亜脱臼。第3戦はニューヨークへの移動日を挟み、中1日の猶予があり、精密検査（MRI）の結果と回復具合から出場の可否を決めることになっていた。 　亜脱臼とは関節の位置にズレが生じ、脱臼しかかった状態。関節の可動域を超えた動作により、骨が関節から部分的に押し出されて発症する。痛みやしびれの症状が多い。骨が関節から完全に外れると脱臼になる。程度はさまざまで、阪神北條は18年に左肩を亜脱臼し、そのままシーズンを全休。21年には手術に踏み切るなど、再発を繰り返すケースがある。一方で、広島鈴木（現カブス）は16年8月に左肩亜脱臼を発症したが、プレーを続行してリーグ優勝に貢献した。一般的には、再発を防ぐために数週間は安静にする。