『バイオハザード』公式が「かゆうま」が正しくは「かゆい うま」であると発信。「これを機に正しく覚えてください」と誤用の進んだインターネット用語の元ネタを伝える
『バイオハザード』シリーズの公式Xアカウントは11月29日、11/29という日付にちなんだ「いいにくいことをいう日」にあやかって、『バイオハザード』に登場する言葉と知られる「かゆうま」が正しくは「かゆい うま」であることを発信した。 「かゆうま」の元ネタは、初代『バイオハザード』に登場するゾンビ化ウイルスに感染した研究所の飼育係の日誌に書かれたメッセージだ。 飼育員の日誌には、男が研究体であるクリーチャーの世話を頼まれ餌を与えていた様子や、体にできた腫物のかゆみが徐々に激しくなっていく様子などが書かれているのだが、これが徐々にひらがな交じりの不安定な文章になっていき、男が自身では気づかないうちに、徐々にゾンビ化していった様子を想起できるようになっている。 そして日記の終盤、ほとんど正気を失った男が同僚であるスコットを殺害して食した様子が綴られたのち、最後のページで見られるのが以下のメッセージである。 4 かゆい うま この日記は『バイオハザード』のなかでも印象的なシーンとして多くのプレイヤーに絶大なインパクトを残し、のちにインターネット用語としても広まっていくこととなった。 しかしその際、どこかで改変が進んで「かゆい うま」は「かゆうま」として広まり、誤用が進んだままパロディに使われたり、それ自体がバイオハザードに登場する言葉のように広まってしまっているのが現状となっている。 なお今回の投稿に対しては、「えー!そうなんだ」と反応する声もある一方、「わかっててもかゆうま言ってしまいがち」「間違いの方が語呂がいい」といった反応もあり、元ネタのことをわかった上であえて使っている人も多くいるようだ。 「かゆうま」は正しくは「かゆい うま」。今後「かゆうま」をどのように使うのであれ、元ネタの記述と異なることは今回の件を機に覚えておきたいところだ。
電ファミニコゲーマー:司破ダンプ
【関連記事】
- 『スプラトゥーン3』ZOZOTOWNコラボアイテムが9月13日から受注販売スタート。ゲーム内に登場するギアの雰囲気を再現したアイテムが多数ラインナップ
- 『幽遊白書』戸愚呂弟がスマホやペンを支えてくれるガチャガチャが発売中。通常状態から30%/60%/80%と弟は4種類、兄は80%状態の弟との組み合わせも可能な1種類でそれぞれ造形化されており、価格は1回400円
- 『キンハー』のGPS×アクションゲーム『ミッシングリンク』新映像がついに公開され、2024年内に配信へ。世界とリンクしたマップを探索しハートレスを討伐。映像にはディズニーのキャラクターや世界地図のUIも登場
- 『コンピュータウィルスシミュレーター』12月1日発売、実際のウィルスさながらの恐怖とトラウマを“安全に”味わえる 。怖いけどちょっと懐かしい画面でウィルスの脅威を疑似体験しよう
- ゲーム翻訳者の武藤陽生氏によるゲーム翻訳講座が12月2日の1日だけ限定公開。『Va-11 Hall-A』『Gone Home』の翻訳や、『ディスコ エリジウム』の監訳で知られる同氏による無料の講座