日本フェザー級タイトル戦の計量をクリアした松本圭佑（左）と中川公弘

　ボクシング日本フェザー級タイトル戦（１７日、東京・後楽園ホール）の前日計量が１６日、東京都内で行われ、王者の松本圭佑（２５）＝大橋＝と挑戦者の中川公弘（３３）＝ワタナベ＝がともに５７・１キロでクリアした。少年時代から何度もフジテレビ系ドキュメンタリー番組「ミライ☆モンスター」に取り上げられてきた松本は１１戦全勝（７ＫＯ）で、ＩＢＦ７位など３団体で世界ランクに入るホープ。挑戦者は１０勝（５Ｋ）６敗２分けだ。 　「減量は順調でした」と、松本は充実感を漂わせた。６月の前戦はジャッジ３者ともフルマークの完勝だったが、力の差があったにもかかわらず、ダウンシーンなどの見せ場をつくれず父の松本好二トレーナーや大橋秀行会長から厳しく注文をつけられた。「負けたぐらい落ち込んだんですけど、しばらくたって、やっぱそうだよなと思いましたし、勝って反省できただけありがたい。ベルトを取って世界ランクにも入って、強さを見せたいとかをあまり思わず保守的になってしまっていた。自分自身でそれを発見して、今回はひと味違った試合を見せられると思います」と、松本は変化を約束した。 　挑戦者はこれが初のタイトル挑戦。「早くやりたいという気持ち。不利を予想されているが、逆にラッキー。油断してくれたらいいと思います」と目を輝かせた。試合はドコモの配信サービスＬｅｍｉｎｏが独占生配信する。