高橋洋一氏「日本は公的助成が世界のトップクラス。それで企業献金も緩いというのはいいとこ取りしすぎ」
元財務官僚で元内閣官房参与、経済学者、数量政策学者、嘉悦大教授の高橋洋一氏(69)が11日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に出演。石破茂首相は10日の衆院予算委員会で、野党が要求する企業・団体献金の禁止に関し「憲法21条に抵触する」との認識を示したことに言及した。 【写真あり】石破首相 佳子夫人との2ショット披露 秋の園遊会に出席 「仲睦まじい」 憲法21条は「集会、結社および言論、出版その他一切の表現の自由」の保障を定める。石破氏は「企業も表現の自由は有している。献金を禁じることは、少なくとも憲法21条には抵触すると考える」との見解を明らかにした。 石破首相は、企業・団体献金に関し、禁止に反対するのは参政権侵害に当たると考えるためかと立憲民主党の米山隆一氏に問われ「参政権ではなく表現の自由だ」と答えた。 高橋氏は、「米国や英国は企業献金はOKだけど、公的助成がほとんどない。要は両方もらうなよ、ということ。フランスは企業献金は全部アウト。それで公的助成がそこそこある」と言い、「日本は公的助成が高くて世界のトップクラス。それで企業献金も緩いというのはいいとこ取りしすぎているというのが私の意見です」と述べた。