維新代表選に吉村洋文氏ら4人が立候補へ、党再建策や政府与党との距離感が争点…17日に告示
日本維新の会の代表選が17日に告示される。10月の衆院選の敗北を踏まえ、党再建に向けた取り組みなどが争点となる。4氏が出馬する見通しで、12月1日の臨時党大会で最多得票を得た候補者が新代表となる。
空本誠喜衆院議員(60)(広島4区)は15日、国会内で記者会見し、「国民の生活をより豊かにするための政治を前に進めていく」と立候補を表明した。
代表選には、これまでに大阪府知事の吉村洋文共同代表(49)、金村龍那衆院議員(45)(比例南関東)、松沢成文参院議員(66)(神奈川選挙区)の3氏が出馬を表明している。金村氏は同日、記者会見し、道州制の導入や、政治改革の推進などの政策を発表した。
維新は衆院選で、大阪の全19小選挙区で勝利した一方、全体では公示前から6減の38議席に終わった。馬場代表の責任を問う声が強まり、党規約に基づき、代表選の実施が決まった。馬場氏と藤田幹事長は不出馬を表明している。
代表選では、党再建策に加え、政府与党と「是々非々」の関係を維持してきた現執行部の路線を継続するかも争点となりそうだ。
代表選の有権者は、国会議員や地方議員、首長らの特別党員と、年2000円の党費を2年間支払っている一般党員で、それぞれ「1人1票」を投票する。