冬空に笑顔満開 海べりの石垣の里、清楚にたくましく…サツマノギク見頃 22日は「小雪」、南さつま市笠沙で見つけた季節の花
22日は二十四節気の「小雪」で、雨が雪に変わり始める頃とされる。「石垣の里」として知られる鹿児島県南さつま市笠沙の大当集落では21日、サツマノギクがひんやりとした海風に揺れていた。白いかれんな花は、場所によって12月中旬ごろまで楽しめそうだ。 【写真】〈別カット〉集落の石垣を彩るサツマノギク=21日午前、南さつま市笠沙
サツマノギクはキク科の多年草。薩摩半島西岸や甑島などの海岸沿いに自生するが年々減少し、住民グループ「サツマノギクを植える会」が海辺や道路沿いに5年前から植栽する。今年は11月初旬に咲き始めた。 同会の橋口一郎代表(72)は「石垣に広がる様を見ていると心が和む。清楚(せいそ)でたくましい花を守り残していきたい」と話した。 鹿児島地方気象台によると、21日の鹿児島市の最低気温は13.1度。22日の予想も13度で、平年より2度高い。最高気温も平年より高い状態が続いている。週末の23、24日の予想最低気温は10度で平年並みに下がる。
南日本新聞 | 鹿児島