ヒズボラ所持の“ポケベル”爆発…死傷者多数 米メディア“イスラエル諜報機関が関与”
日テレNEWS NNN
レバノンの武装組織ヒズボラが所持するポケットベル型の通信機器が次々に爆発し、9人が死亡、およそ2750人がけがをしました。アメリカ・メディアは、イスラエルの諜報(ちょうほう)機関が爆発物を仕掛けたと報じています。 ポケット型の通信機器が爆発した際のものとされる映像です。 首都ベイルート近郊やレバノン南部など各地で17日、ヒズボラの戦闘員らが持っていたポケットベル型の通信機器が、次々に爆発しました。 レバノン当局は、子どもを含む9人が死亡、およそ2750人がけがをしたとしています。また、レバノン駐在のイラン大使もけがをしたということです。この通信機器はヒズボラの戦闘員らが傍受されにくい連絡手段として、数ヶ月前から使っていたということです。 アメリカのニューヨークタイムズは当局者の話として、台湾メーカーの通信機器がレバノンに搬入される前に、イスラエルの諜報機関モサドが電池付近に少量の爆発物と遠隔操作可能な起爆装置を仕掛けていたと報じています。 またロイター通信も、モサドが通信機器5000台に爆発物を仕掛けていたと伝えています。ヒズボラは、イスラエルへの報復を示唆しています。