酸っぱ辛くて中毒性ヤバめな「中国料理 富士」の"酸辣湯麺"!驚きの隠し味とは?
あんの秘密は「和風だし」!あっさり系のうまみスープ
この店独自の味の秘密はスープに隠されているようで、常連客も"優しい味"だと絶賛。夫婦二人三脚で厨房に立つ、創業40年になる「中国料理 富士」では、店主の大谷明秀さんが中華鍋であんを作り、妻の美子さんが麺を茹でる担当です。 (妻・大谷美子さん) 「中華はスープが命。どんな料理も中華スープが基本」 味の要となる中華スープは毎朝、美子さんが一から作っています。鶏ガラに、生姜とニンニク、そして甘さを引き出すための野菜を加えます。富士の酸辣湯麺が、他より優しい味に仕上がっていたワケは、最後に昆布、鰹節、煮干しでとった和風だしが決め手となっていたから。 (妻・大谷美子さん) 「2人で店を始めたとき、中華は味が濃いなと思ってて。どんどん薄くしちゃった♥自分たちも歳をとっていくので、あっさり系のうま味があるスープを作る」 一般的な酸辣湯麺は、汁の表面が辣油で赤く染まるビジュアルが多いですが、この店の酸辣湯麺は、優しいきつね色。辣油は自家製で、熱したごま油を唐辛子と混ぜるだけのシンプルな作り方に。辛くなりすぎないよう、唐辛子の粒は取り除くのが美子さんのこだわりです。 (妻・大谷美子さん) 「(Q創業当時から味は変わった?)変わってます。客が分からない程度に少しずつ変えてる。辛みと酸味を少し控えた。薄味が客に受け入れられた」 辣油と穀物酢を、時間をかけて少しずつ量を減らしたことで、辛すぎることもなくすっぱすぎることもない、絶妙な塩梅の「酸辣湯麺」に仕上がったのです。 (妻・大谷美子さん) 「みなさん長生きしてほしい。わたしたちも店を続けたいし」 店主夫妻の思いやりが詰まった、体に優しい酸辣湯麺を求めて。今日も常連客がやって来きます。 CBCテレビ「チャント!」1月23日放送より
CBCテレビ