昭和のグッドデザイン賞に、令和のローレル賞が走る “時代の最先端”車両が行き交う、近鉄けいはんな線
令和の新型車両400系も乗り入れる
けいはんな線の乗り入れ先の大阪メトロ中央線は、2025年1月末に大阪・関西万博会場の夢洲に乗り入れます。万博に先立ち、大阪メトロは2023年6月に新型車両400系を導入しました。 400系のデザインは、従来の大阪メトロの車両とは異なり、豪華列車「トランスイート四季島」などを手掛けたデザイナーに依頼。その結果、宇宙船のような近未来的な車両になりました。また、6両編成のうち1両は、地下鉄車両では珍しく、クロスシートになっています。400系はデザイン性と多様な需要に応える設備が評価され、今年5月に、鉄道友の会のローレル賞に選ばれました。 400系も、けいはんな線に乗り入れます。つまり、けいはんな線では、デザイン性に優れた近鉄7000系、大阪メトロ400系が同時に見られる、というわけです。しかも、どちらも時代の先端をいくデザインです。昭和、令和の価値観が目に見えてわかる、という点において、けいはんな線は興味深い路線といえます。 ◇ ◇ 5月に出版した河出書房新社の『近鉄知らなかった凄い話』は、民鉄最長を誇る近鉄のおもしろ雑学ネタが詰まった本です。伊勢志摩や名古屋、大阪への旅のお供にいかがでしょうか。 ◆「日本最大の私鉄 近鉄 知らなかった凄い話」新田浩之著/KAWADE夢文庫、224ページ、792円(税込) (まいどなニュース特約・新田 浩之)
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