『ぼっち・ざ・ろっく!』の世界が目の前に。再現度が高すぎる展覧会をレポ
『アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」展』が4月17日に開幕。松屋銀座8階イベントスクエアで5月6日まで開催されている。 【画像】松屋銀座に出現。巨大な承認欲求モンスター アニメ『ぼっち・ざ・ろっく』は、はまじあきによる同名漫画を原作とした作品。極度の人見知りで陰キャな「ぼっちちゃん」こと後藤ひとりの日常が、バンド「結束バンド」でドラムを担当している伊地知虹夏に声をかけられたことで少しずつ変わっていくという物語だ。6月7日には劇場総集編の前編『ぼっち・ざ・ろっく! Re:』が公開。 『アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」展』では、作中に登場したアイテム再現や、これまでに制作された等身大パネルなどを展示。6月13日から福岡・博多阪急でも開催される。 今回の記事では、『ぼっち・ざ・ろっく』の世界に入り込んだような臨場感あふれる展覧会の様子をレポートする。
ぼっちちゃんの押し入れが百貨店に出現
会場に入ると、作品のビジュアルやキーワードが散りばめられた大きなボードが出現。横ではぼっちちゃんが見せるさまざまな表情を切り取った映像集「ぼっち・ざ・百面相」が流れるなど、序盤から立ち止まって見たくなる展示内容となっている。 次の部屋へ足を進めると、百貨店の中にいることを忘れてしまいそうな和室空間が出現。 ぼっちちゃんの自室にある押し入れを再現した展示で、作中に登場したアンプや布団、ポスターなどをリアルに体感することができる。
ずっと見ていたい劇中アイテム。圧巻のパネル部屋も
同展では、さまざまな劇中アイテムが再現されているのも魅力のひとつ。ぼっちちゃんが隠れていたダンボールやゴミ箱はもちろん、廣井きくりが愛飲する日本酒「おにころ」やライブチケットまで再現されているのが驚きだ。 これまでにキャンペーンなどでつくられたパネルがずらりと並んだ大部屋も圧巻。さまざまな表情や衣装の立ち絵を同時に見ることができる贅沢な空間で、いつまでも留まっていたい楽しさだ。
STARRYも圧倒的なスケールで再現
結束バンドの活動拠点であるライブハウス「STARRY」のステージも完全再現。本物の楽器やエフェクターが設置されており、自分がライブハウスの中にいるように感じられる空間となっている。 スピーカーからは定期的に結束バンドの楽曲が爆音で流れ、あわせて照明もさまざまなパターンで点灯。ステージ上の熱気が迫り来るかのような臨場感がある。