村上弘明、オスカーから独立してHONESTと業務提携 67歳の挑戦「いろいろ開拓していきたい」
ベテラン俳優、村上弘明(67)が8月末で大手芸能事務所、オスカープロモーションから独立し、今月から大河内奈々子(47)らを擁する芸能事務所、HONESTと業務提携して新たなスタートを切ったことが17日、分かった。今後は執筆業にも意欲。取材に応じ、「挑戦」「冒険」を目標に掲げた。 67歳の再出発だ。 2009年から15年間在籍した古巣から巣立った村上は、東京都内でサンケイスポーツなどの取材に応じ「個人でいろいろ開拓していきたいという思いもありまして、双方納得のいく形で退社させていただきました」と説明。「人生一度きりしかないし、残された時間をどういう風にやっていくか。挑戦、冒険っていうこと」と晴れやかな笑顔を見せた。 1979年、TBS系「仮面ライダー(スカイライダー)」でデビューして以降、テレビ朝日系「必殺仕事人」シリーズやNHKの大河ドラマ「炎立つ」など話題作に多数出演。 独立のきっかけとなったのは、昨冬にカナダ・トロントで撮影したApple TV+の出演ドラマ「『Pachinko パチンコ』シーズン2」。海外作品のスケールの大きさに感嘆し、「英語を勉強していろんな媒体にトライしてみたいと思った。地上波とかBS、ネットとか一切こだわらずに内容的なものを重視して、日本語でお芝居できるものが海外にあるならどんどんチャレンジしたい」と力を込めた。 また、今後は俳優業の傍らシナリオの執筆を行うと明かし、「(2011年に東日本大震災で被災した)岩手県の陸前高田市出身なので。震災は衝撃的で生涯のうちに1本はトライしたい。『必殺』の数十年後とか刑事ものとかも書いていきたい」と意欲。 ベテラン俳優の新たな挑戦に注目だ。 ■村上 弘明(むらかみ・ひろあき) 1956(昭和31)年12月22日生まれ、67歳。岩手・陸前高田市出身。79年、TBS系「仮面ライダー(スカイライダー)」の主人公・筑波洋役で芸能界デビュー。「必殺仕事人」シリーズ、テレビ朝日系「白い巨塔」、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」など現代劇から時代劇まで幅広く活躍。NHK大河ドラマも主演した「炎立つ」をはじめ、「武田信玄」、「元禄繚乱」、「八重の桜」など多数出演。オスカープロモーションには2009年から在籍していた。