客室乗務員のエプロン窃盗疑い、自称ピアニスト逮捕「においかいだ」
航空機内で客室乗務員のエプロンを盗んだとして、警視庁は、自称ピアニストの斎藤一也容疑者(34)=東京都練馬区南田中1丁目=を窃盗容疑で逮捕し、14日に発表した。「女性の制服をコレクションしており、においをかいだり、自分で着用したりしていた」と容疑を認めているという。 【写真】客室乗務員のエプロン。盗まれたものと同種品=2024年6月14日午前10時17分、東京空港署、比嘉展玖撮影 東京空港署によると、斎藤容疑者は4月25日午後3時ごろ、沖縄県石垣市の新石垣空港に駐機中の羽田行き全日空(ANA)機内で、客室乗務員が食事の提供の際などに着るエプロン1枚(時価約5千円相当)を盗んだ疑いがある。客室乗務員が離陸前に乗客の対応をしている時間帯に、配膳などに使う機内後方のスペースからエプロンをズボンに隠して盗み出したという。 署は24年4月、ANAから「エプロンが複数紛失している」との相談を受けて捜査していた。今月12日、那覇発羽田行きのANA便を降りた斎藤容疑者を羽田空港で職務質問したところ、同様のエプロンを所持していたという。署は他にも盗んでいないか調べる。(比嘉展玖)
朝日新聞社