マグヌッセンが今季限りでハース退団。小松礼雄代表が感謝の意を述べている/Getty Images

ハースは18日、デンマーク人ドライバーのケビン・マグヌッセンが、今季限りで契約満了となり、チームから離脱することを発表した。 小松礼雄代表はチーム公式メディアを通じて、マグヌッセンに感謝の言葉を述べている。 「ケビンはコース内外でチームを支えてくれた。これまでのすべてのことに感謝したい」 「彼は長年にわたって、私たちのドライバーラインナップの根幹を成す存在だった。私たちのためにこれほどまで多くのレースを走った人は他にいませんし、一緒に思い出に残るハイライトをいくつか経験してきた」 「特に、ケビンがチームに復帰して2度目のシーズンを開始した2022年のバーレーンGPでは、いきなり5位という素晴らしい成績を残してくれた」 「今年はまだレースがたくさんあるので、チャンピオンシップで一緒にプッシュしながらケビンと一緒にさらに何を達成できるかを見るのが楽しみ」 1992年生まれ、現在31歳のマグヌッセンは2014年にマクラーレンからF1デビュー。この初戦でいきなりF1での2位表彰台を経験し、現在に至るまでの決勝最高位を記録している。 マクラーレン、ルノーと渡り歩き、ハースには2017年に加入。2020年限りで一度はF1から離れたものの、ニキータ・マゼピンの契約解消に伴い、2022年より古巣ハースに復帰。同年のブラジルGPでマグヌッセンはQ3で早めにタイムを出した後、雨が強まってきたこともあり、同レース予選でキャリア初となるポールポジションもマークしている。復帰から3年続いたレギュラードライバーの座は、2024年限りで一段落という形に。 なお、ハースは来季のドライバーラインナップについて、若手のオリヴァー・ベアマンが決定している。もう一つのシートについては、現時点で明らかになっていない。 マグヌッセンの僚友ニコ・ヒュルケンベルグは来季からキックザウバー（アウディ）に移籍することが確定しており、ハースはこれで2024年→2025年でドライバーラインナップのオールチェンジが確実となった。