名古屋の“ローカル名店”を尾崎雄飛さんが伝授！「長く付き合いたい大人の店を選びました」

「サンカッケー」 デザイナーの尾崎雄飛さんが、地元・名古屋のおすすめショップを伝授！ ▶︎すべての写真を見る

「サンカッケー」デザイナー 尾崎雄飛さん●1980年、愛知県生まれ。2007年にフィルメランジェを設立。12年に自身のブランド、サンカッケーをスタートする。服作りのスペシャリストであり、古着からモードまでその目利きが冴える“プロ客”でもある。

一見すると、共通点がなさそうに思える。だが実際に訪れてみると、「何かひとつを極めた店」という点で繋がっていた。

「時代を超えたベーシックを教えてくれる老舗」

名古屋の“ローカル名店”を尾崎雄飛さんが伝授！「長く付き合いたい大人の店を選びました」

1978年創業の名古屋を代表するセレクトショップ。

身幅が広いタイプのセント ジェームスのボーダーシャツ（1万4300円）。

「セント ジェームスとジョン スメドレーはここで知りました。本物のベーシックを教えてくれる店です」。

イタリア発GRPの半袖ニット（3万4100円）。

バブアーやシーサー（ドイツの下着ブランド）などの老舗から、ヴェジャやレイニングチャンプといった今どきブランドまで。

オーロラシューズ（3万7400円）も人気アイテムのひとつ。

タイムレスな名品がぎっしりだ。

豊富にモデルを揃えたヴェジャのスニーカー。 

エバリー 住所：愛知県名古屋市中区丸の内3-18-9 秀光堂ビル1F 営業：11：00～20：00

「エッジィなセレクトとの出合いは高校生のとき」

名古屋の“ローカル名店”を尾崎雄飛さんが伝授！「長く付き合いたい大人の店を選びました」

「自分が高校生のときにオープンしたキンク。当時いち早くラフ・シモンズやアレキサンダー・マックイーンを扱っていました。

カンタータのシャツ（5万2800円）は爽やかな色使いが◎。

その尖ったセレクトは今も名古屋随一です」と尾崎さん。

シワ感が楽しいマントルのハット（2万2000円）。

こちらのチカラマチ ラボにはよりエッジィなデザイナーズブランドが集結。

1組ずつ客を案内する2階はサロンのような雰囲気。

1階がドメスティック中心、2階がインポートという商品構成だ。

2階にはイギリス発のイザベラ ステファネリの新作がラインナップ。 

キンク チカラマチ ラボ 住所：愛知県名古屋市東区主税町2-18 営業：12：00～20：00（水曜および第1・第3火曜定休）

「ここでしか買えない“足で稼いだ品”をチェック」

開発に2年をかけたオリジナルデニム（各2万9700円）。

今年3月に移転したオリンピコ。

チャンピオンのスウェットなど状態抜群の古着も。

オーナーの中島悠一さんが吟味した新品と、それに合うヴィンテージアイテムという商品構成だ。

サーティファイドのリメイクジャケット（14万1900円）。

尾崎さんいわく「足で稼いだバイイングが光る、今どき稀少な店です」。

今回のイチ押しはゴールの七分袖シャツだ（各6380円）。 

アメリカ、ヨーロッパ、そして日本の“ニュースタンダード”と言えるブランドの数々をご堪能あれ。

オリンピコ

オリンピコ 住所：愛知県名古屋市名東区一社2-77 営業：11：00～20：00（土・日曜・祝日は～18：00、火・水曜定休） 川西章紀、品田健人＝写真　加瀬友重＝編集・文