コレ、ぜ~んぶネットトゥーノエンジンなの? マセラティ グラントゥーリズモ編
このグラントゥーリズモがデート向きな理由として、4つの走行モードの躾の良さが挙げられます。街中ではコンフォート、高速道路ではGTと使い分ければ、その場に応じた挙動をもたらしてくれます。わかりやすくいえば、住宅街へのお迎えは常時コンフォートにしておけば彼女も恥をかきません。じゃあ、スポーツとコルサモードはどうするのよってことになりますが、それはオヤジさんひとりでお楽しみください。すっかり大人っぽくなったイメージだったのに「こんなに官能的な一面があったのか」とゾクゾク、ワクワクするようなドライビング体験をもたらしてくれます。 EVのフォルゴレも楽しみですが、V6ツインターボエンジンにはネットゥーノだけの楽しみがあります。もう、それは女性にしてみれば関係のないことで、オヤジさんのこだわり、密かな喜びみたいなものかもしれませんが、それをしているかどうかで、大人の奥行きが決まるというもの。クルマも人生も遊びを知らないとモテませんからね。
■ グラントゥーリズモ・トロフェオ
全長×全幅×全高:4965×1955×1410mm エンジン:3リッターV6 DOHC 24バルブ ツインターボ トランスミッション:8段AT 最高出力:550PS(404kW)/6500rpm 最大トルク:650N・m(66.3kgf・m)/2500-5500rpm ホイールベース:2930mm 車重:1870kg 駆動方式:4WD 価格:2998万円/マセラティ ジャパン
文/小川フミオ 写真/長谷川直紀 編集/Web LEON編集部