国境越える詐欺、対策強化 海外捜査機関と会議へ
警察庁は5日、海外捜査機関の実務者らが集まる国際詐欺会議を今月10、11日に東京都内で開催すると発表した。世界的に投資詐欺などの被害が深刻化しており、国境を越える組織的詐欺への対策強化を図る。日本での詐欺被害では、犯人グループが東南アジアなど海外に拠点を置くケースも目立ち、拠点摘発のための連携も進める。 参加予定国はカンボジアやタイなど東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々を中心に、米国や英国、オーストラリアなども含む16カ国。国際刑事警察機構(ICPO)などの国際機関も参加する。 国内では昨年の特殊詐欺の認知件数が1万9038件で、直近10年間で最多となった。