J1札幌 MF青木亮太が負傷離脱後初の全体練習に合流「がむしゃらに頑張るだけ」…29日・ホーム新潟戦
J1北海道コンサドーレ札幌の攻撃の要が帰ってきた。5月19日の柏戦で右太もも裏を肉離れしたMF青木亮太(28)が27日、宮の沢で全体練習に合流した。離脱後初めてミニゲームもフル消化し、「問題ない」と復調の手応えを示した。6戦ぶり復帰が期待されるホーム・新潟戦(29日)へ「がむしゃらに頑張るだけ」と口元を引き締めた。 浮上への起爆剤となる。負傷した柏戦前まで、青木がスタメンを張った第8節から14節までの7試合は1勝4分け2敗。第10節の湘南戦(3△3)では2得点を挙げ、チーム今季初の複数得点につなげた。青木がピッチを離れて以降、18年に就任したペトロヴィッチ監督の体制下で最長となる6連敗と苦しんでいるだけに、復活は大きな力になる。苦境脱出へ「サッカーがどうとか、形がうんぬんとか言ってる場合でもない。気持ちを落とさず、もう、やるしかない」と全精力をピッチに注いでいく。 後半戦初戦の26日・FC東京戦は0―1と、“リスタート”を飾ることはできなかった。折り返し地点を過ぎ、最下位から抜け出せていないが、青木は「試合数など気にしてられない。来る試合、来る試合、全員で頑張るしかない」と前だけを見た。目の前の戦いに集中し、ひたむきに走り、戦っていく。 (砂田 秀人)
報知新聞社