新生ランチアはイプシロンで再び栄光を手にする! 新型「ランチア イプシロン」をスタジオでチェック!
(ベータ モンテカルロを彷彿とさせる)ブラックのインレイが施されたフロントは壮観だ。デイタイムランニングライトの中央には、イタリア人が”イルミネーテッドチャリス(聖杯)”と呼ぶ縦長のライトストリップが配されている。メインのヘッドライトはバンパーのさらに下に配置されている。「Pu+Ra HPE」スタディモデルで、ランチアはすでに2023年におけるブランドの将来のデザイン言語を垣間見せたが、この大胆なアプローチがこれほど一貫して実行されるとは予想されていなかった。
大きくなったイプシロン
サイドビューを見れば、イプシロンがもはやそれほど小さくはないことがよくわかる。ドイツでは2017年から販売されていない先代と比べると、新型はかなり成長している。全長は4.08メートルで、全長は24センチ、全幅は8センチ大きくなった。その論理的帰結として、17インチの大型ホイールが採用された。
サイズ一覧 全長: 4080mm 全幅: 1760mm 全高: 1440mm ホイールベース: 2540mm
リアドアハンドルはCピラーに隠されており、そこにはランチアのロゴのみが配置されている。フロントとリアには大きなランチアの文字があしらわれ、新しいブランドアイデンティティの一部となっている。
イプシロンのリアを見てみよう。ここにも「Pu+Ra HPE」コンセプトモデルの影響がはっきりと見て取れる。フィリグリー模様のリアライトは伝説のストラトスを彷彿とさせ、横長のイプシロンをあしらったライトシグネチャーもいいアクセントになっている。手書きのレタリングはフルビアやフラミニアを彷彿とさせる。ハッチ裏の収納スペースは309リットルから352リットルあり、「イプシロン」は「コルサ」や「208」よりもわずかに多くの荷物を飲み込むことができる。
発売当初は電動バージョンのみ
贅沢な外観とエレガントなインテリアにもかかわらず、ランチアはグループの大量生産技術を活用し、販売戦略的にまずは電気自動車仕様のみとなる。115kW(156馬力)、260Nm。