「ルブタン」が盗品サンプルを販売した元従業員を提訴 裁判所は「ルブタン」の主張を認める
「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」(以下、ルブタン)は、元従業員が盗んだサンプル品の靴やレザーグッズを販売したとして、損害賠償などを求めて提訴した。ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所は、「ルブタン」側の主張を認め、元従業員が「ルブタン」の商標を使用することを禁止する仮差し止め命令を下した。 【画像】「ルブタン」が盗品サンプルを販売した元従業員を提訴 裁判所は「ルブタン」の主張を認める
訴状によると、元従業員は在職中、フランスから数千ドル相当のサンプル品を盗むまたは、盗品を入手し、ソーシャルメディアを通じて販売したという。「ルブタン」は、これがブランドの商標権を侵害し、不正競争や雇用契約違反に当たると主張した。元従業員からのコメントは得られなかった。
元従業員は、「ルブタン」のフランスの店舗で勤務した後、2022年12月にニューヨークのマディソン・アベニュー店に異動し、アシスタント・ブティック・マネジャーとして勤務した。サンプル品を盗み、販売するなどの不正行為の疑惑は、元従業員がフランスの店舗に在籍していたころに始まり、ニューヨークに異動後も解雇されるまで続いたとされている。