これぞ“セレブ”の真骨頂!黒沢咲、終盤3局で決めた劇的勝利 ライバル沈めた技ありの親満貫「気持ちの良いトップを取れました!」/麻雀・Mリーグ
じっくりチャンスを待ち、大物手を仕上げる。“セレブ”のドラマティックな麻雀が戻って来た。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」11月8日の第2試合はTEAM雷電・黒沢咲(連盟)が終盤3局で3万点近い差を逆転する劇的勝利。試合後は穏やかな微笑みと共に、喜びの言葉を口にした。 【映像】これぞ“セレブ”黒沢、終盤3局で決めた劇的勝利 第1試合は瀬戸熊が3着。苦しいラス目から追い上げの満貫ツモで、ファンを沸かせていた。当試合は起家からセガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)、U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)、黒沢の並びでスタートした。序盤から中盤にかけ、黒沢はチャンスがライバルとぶつかり、押せば放銃、引けばツモられるという苦しい展開。南場も仲林が大きく加点するなかで、黒沢に挽回の機会はなかなか訪れない。 7600点持ちのラス目で迎えた南3局3本場、セレブの背中に急な追い風が。4巡目リーチでリーチ・平和・ドラ2・裏ドラ2を亜樹からアガり、3着目に浮上した。そして最後の親の南4局、9巡目に高目567の三色同順をリーチ。アガリは安目だったが、リーチ・ツモ・平和・裏ドラの7800点を加点。これで2着目となりトップ目仲林と6300点差だ。 昨年この時期、リーグ最高得点を記録した黒沢。一度アガり始めると止まらない怖さはファンならばよく知っている。同1本場、黒沢は中盤にタンヤオ・平和・赤・ドラの3・6索待ちをテンパイすると「河が派手になってしまったので」とあえてリーチせずに出アガリを待つ。この選択が大正解、すぐに醍醐から6索が出て1万2000点(+300点)が炸裂だ。これでダントツとなると、次局は醍醐が3着確定のアガリでゲーム終了、黒沢が今期個人2勝目を手に入れた。 第1試合の瀬戸熊しかり、チームメイトが良い内容で戦っているだけに、ここで黒沢が勝ちたい思いは強かった。「私も『頑張るぞ!』という気持ちになる戦いをたくさん見せてくれていた。大逆転できたので、すごくうれしいです!」と語り、チームメイトがたびたびオーラスにファンを沸かせていることについては「ドラマがないままでは苦しい結果になってしまうところを、スカっとしたアガリを見せてくれているので、この勢いで行きたいと思います!」。熱烈なファン“ユニバース”からは「黒沢の麻雀が一番好き!」「このまま上位目指しましょ!」「らいでん!らいでん!」「RMO!!!」と熱いコメントが集まった。 【第2試合結果】 1着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)4万600点/+60.6 2着 U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)3万4600点/+14.6 3着 セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)1万7400点/▲22.6 4着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)7400点/▲52.6 【11月8日終了時点での成績】 1位 セガサミーフェニックス +404.7(28/96) 2位 赤坂ドリブンズ +264.6(28/96) 3位 U-NEXT Pirates +219.4(28/96) 4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +77.5(28/96) 5位 TEAM雷電 +27.3(30/96) 6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲105.6(28/96) 7位 渋谷ABEMAS ▲285.2(28/96) 8位 EX風林火山 ▲292.6(30/96) 9位 BEAST X ▲330.1(28/96) ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部