英国王室の新暴露本『Endgame』を巡る騒動をレポート 人種差別発言の主が明かされる事件が勃発
モーガンは番組で「発売は差し止められたが一部の批評家たちにオランダ語版が既に送られていた」とレポート、オランダ語版に書かれていたものを英語に直し、実名を消して番組で紹介した。しかし終盤で「率直に言って書店にふらっと入ったオランダ人がこの本を手に取って名前を見ることができるのであれば、王室のために金を払っているイギリス人にも知る権利がある」と発言。続けてオランダ語版に書いてあった2人の超高位のロイヤルの名前を出した。イギリスマスコミはこの発言を大々的には報じていないが、モーガンはその後SNSに番組の動画を投稿している。
英国王室はこれに対して正式な声明を出していない。ちなみにチャールズ国王は現在COP28に出席するために現在ドバイを訪問中。モーガンの発言後、あるレポーターから「調子はどうですか」と聞かれると「とても元気だよ、ほとんどね」と答えている。またウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は一連の騒ぎに対して沈黙を守っている。
一方、反応したのはオランダ語に訳した翻訳家サスキア・ピータース。新聞「デイリーメール」に「私は翻訳家として目の前にあったものを訳しただけだ」「2人のロイヤルの名前はそこにはっきりと書かれていた。私が付け加えたわけではない。私は英語からオランダ語に翻訳しただけ」とコメントした。さらに「何年も翻訳に携わっているが、このようなことが起きたことはない」とも。スコビーはピータースのコメントに対して「私は名前が書かれた本を提出したことはない」と主張している。
王室関係者は新聞「デイリーメール」に対して「王室はあらゆる選択肢を検討している」とコメント、その中には法的措置も含まれると話している。王室関係者は2人の発言者の名前が書かれていたというメーガン妃の手紙について「国王はこの手紙を厳重に管理している」とコメント。スコビーにリークしたのはヘンリー王子とメーガン妃のチームだと示唆している。ヘンリー王子とメーガン妃も何も反応を示していない。王室の対応も含め、今後の動きに注目が集まっている。