【RIZIN】クレベル「“運が良かった”わけじゃない」「パッキャオ戦は本物の試合じゃない」×アーチュレッタ「バックを取られたくなくてスクランブルしたら──」=全コメント
◆アーチュレッタ「誤った方法を選んでしまった」
──試合後の率直な感想をお聞かせください。 「非常に残念で悔しい気持ちでいっぱいです。いい試合をしようと思ったのですが、おかしな形で負けてしまったので残念です」 ──対戦相手と実際に戦ってみて、戦う前の印象と違ったところがあったら教えてください。 「クレベル選手のキックを掴んでテイクダウンするということは意識して実践し、そこで起きたことというのは、彼は背中を着いて、自分が彼のお腹の上に乗る変わった形であのまま前に転げて逃げるか、スクランブルするかで、自分はスクランブルすることを選択したところで足を掴まれてしまったという感じです」 ──試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えていただけますか。 「この怪我が深刻でないと願いつつ、それによって7月なり9月なり日本に戻ってきたいです。相手は誰であろうと仕切り直したいです。クレベルが先を行く形になり、王者になることがあれば、それで彼が次に誰と戦うにしろ、自分は自分のチャンピオンを目指す道を進んでいくのみです」 ──今の話の流れで言うとRIZINでは今後もフェザー級で試合を続けますか。 「100パーセント、フェザー級で戦うつもりでいます。今日はたまたまああいう形になってしまったというのも変ですけれど、自分としてはあのままもう少し行けば自分が勝てると確信していたので、またチャンスをもらえればと思います」 ──BellatorとRIZINの両方でベルトを巻いたアーチュレッタ選手がああいう負け方をすることに日本のファンからは驚きの声があがっています。練習も含めてああいう取られ方をしたことはあったのでしょうか? 「レスリングではよくあるポジションですが、2つのことが言えます。彼が徐々に自分の足を蹴ってバックを取ることを考えていて、自分は彼にバックを取られたくないですから、そのなかで誤った方法を選んでしまった。自分が彼のお腹に座っているような状態で多分前のほうに転がってあの場を出れば良かったけど、そのかわりに(またいで)ロールすることを選んだ結果としてヒザが危なくないように彼の腰をかけなくてはいけなかったところをし損ねてしまった。そこから起きた展開が速く、ヒザを痛めてしまいました」 ──フィニッシュは回転して逃げるときに最後かかとを掴まれる前にタップしていました。ヒザが極まっていてタップしたのでしょうか? 「彼がかかとを掴む前に、自分が回転して蹴ろうとしたところでヒザの外側がポキっといったような、捻った感じで痺れてきてヒールフックに入ろうとする直前にヒザを怪我してしまって、そのトランジションでよりキツくなっていました。自分が蹴り出そうと飛び出す直前から起きていたことでした」 ──最後の逃げ方はクレベル選手に誘われたのか、単純にご自身がミスをしたのか、どちらですか? 「テイクダウンをしてああいう形になって自分としてはとにかく早く動かないと自分のバックを取られると分かっていたからああいう状況になりました」 ──ヒザの怪我が心配ですが、今も歩いていてどのような具合ですか。 「高校のときに似たような感じの怪我をしたことがあるけれど、当時と比べて今は医療も進歩していますし、4、5週間で何とかなるんじゃないかという感覚でいます。日本も含めて先進医療などを調べて、まずはMRI検査などもして治療していきたいです」 ──メインのバンタム級戦・堀口vs.ぺティス戦を観ていたら感想を教えてください 「観ました。堀口選手はぺティス選手をテイクダウンして上手く全体的にコントロールしていたと思うし、ぺティスもスーパーアスリートだから、右(の打撃)を避けながらスピニングバックキックなど驚異的な動きを見せた。2人とも素晴らしい試合を見せてくれたと思います。自分もああやってファンを楽しませる試合をしたかったですが、今回はそれは自分の試合ではできなかったですね。とにかくいい試合をして、彼らに全部持ってかれましたね」 ──休憩時間に前回の対戦相手である朝倉海選手がUFCに挑戦すると発表しましたがそれを聞いていかがですか? 「非常に素晴らしいことだと思います。彼のためにも嬉しいことだと思うしサポートできることがあれば提供したい。彼の将来を楽しみにしています。自分はRIZINでやっていくのみですし、彼には頑張って成功してほしいと思います」 ──日本にもアーチュレッタ選手のファンがたくさんいますのでメッセージをお願いします。 「皆さんの愛とサポートを受けて本当に感謝しています。それこそがRIZINと契約した理由でもありますし、ここで戦えるうちは日本のMMAというものを代表して、もっとRIZINが大きくなる手助けをしたいと思います。将来的にアメリカ進出することがあればメインを張りたい、これから手伝っていければと思っています。 RIZIN、榊原さん、柏木さん、関わるスタッフの皆さん、記者の皆さん、愛とサポートをくれたすべてのファンに感謝を伝えたいです。また戻ってきていいショウをお見せしたい。これは終わりではなく始まりに過ぎません」
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